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> 2002年9月(30)
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CD拡売あの手この手
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2002/9/7(Sat)
北海道の人気少女バンド「ZONE」の新曲「証(あかし)」が3種類の価格で売り出される。カップリング曲込み盤が1050円、同じ曲数でピクチャーCD仕様の豪華盤が1470円、カップリング曲なしの格安盤が525円。ジャケット写真は全種類違う。発売元のソニーによれば同じ作品で3種類の商品を設定すれば様々なニーズに対応できる、としている。右肩上がりのアーティストで成功すれば他のアーティストでも検討するらしい。
しかし根本の問題は商品のヴァリエーションではなく音楽そのものに魅力があるかどうかだと思うのだが。ともあれ結果を見てみよう。
小谷隆
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小谷における名曲選〜邦楽編
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2002/9/8(Sun)
小谷における名曲って何だ? というご質問がいくつかあったのでまたも一括回答。
そもそも日常的によく聴く音楽が何曲あるのかと、MP3化して携帯HDDに保存した曲を数えてみたらざっと300曲。その中でもHeavy Rotationが50曲程度、さらに絞れば週に1度は必ず回す、「小谷セレクション」の12曲。
さて、邦楽のイチオシは柴田まゆみの「白いページの中に」と高木麻早の「思い出が多すぎて」。しかし哀しいかなどちらも必ず「それって誰?」という反応が返ってくる。ならば太田裕美の「しあわせ未満」……これも旧いか。それじゃ仕方ない、スピッツの「ロビンソン」。
小谷隆
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このご時世に無神経な広告
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2002/9/9(Mon)
「ひょっとしてクビですか?」と電車のステッカー広告の大きな見出し。その下に小さく「いえいえ、私は足腰ですよ」とある。筋肉痛の軟膏の広告だった。なるほど、どこにでも効くということをご時世に合わせてシャレたコピーなのだろう。しかし、これを見て気分を悪くする人は少なくないだろう。コピーライターもさることながら、広告主の良識も疑われる。抗議が殺到してすべての電車から撤去されることを期待する。
翻って、我々が作る歌の中にも特定の人々を傷つけている言葉がないかどうか注意深く検証していきたいと思った。
小谷隆