ホーム > 小谷の250字 > 2003年8月(31)


<< 今夜はお江戸で夕涼み >>


2003/8/10(Sun)

 例年は東京の灼熱地獄をしばらく味わってからの休暇だったので、高原に着くとすぐにその涼しさをありがたく感じた。しかし今年は梅雨明け前の涼しいうちに東京を離れてきたこともあり、そういう実感はあまりなかった。
 涼気の有難みを感じたのは東京へ戻ってきてからだ。いきなり台風一過のカンカン照り。雲一つない空のなんと重苦しいこと。高原が恋しい。
 とはいえここでエアコンの誘惑に負けてはならない。幸い我が家からは隅田川、江戸川の両岸、そして今夜は東京湾の花火が見える。お江戸の風物詩を眺めつつ夕涼みといこう。
小谷隆


<< トットちゃんの養生訓 >>


2003/8/11(Mon)

 タレントの黒柳徹子さんは仕事を始めて5年ぐらいした頃、過労で倒れて1ヶ月入院したという。そのとき、死ぬまで病気にならないようにするにはどうすればいいかと医師に訊ねたところ、好きなことを好きなだけやることだと言われた。とはいえ遊んでいればいいという意味ではなく、仕事でも自分から進んでやれば病気にならないということだそうである。それを守り通した結果、黒柳さんは45年間も病気をしていないそうだ。
 身体の疲れは寝ればとれるが、心の疲れは残って病気を引き起こす。健康に占める心の比重は意外なほど大きい。
小谷隆


<< 笑い顔としかめ顔の損得勘定 >>


2003/8/12(Tue)

 人間は笑ったとき顔の筋肉を7つしか動かさないが、眉間に縦皺を作っていやな顔をするときは200近い筋肉を動員するそうだ。しかめ面というのは思いのほか複雑な動作であるらしい。にもかかわらずいつもしかめ面をしがちな人がいるが、生理学的に見ればそんな顔をするためにいろんな筋肉を動かしてずいぶんなエネルギーを使ってしまうわけだからなんともご苦労な話である。そんな見地からも人間は笑っていた方が得なのだ。
 ついでにいえば、7つの筋肉で作った皺はすぐに戻るが200もの筋肉で作った皺はなかなか戻らないそうである。
小谷隆


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