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<< 今時のアイドル >>


2007/10/18(Thu)

 一時期アイドルは死滅したと言われていた時代がありました、もちろんその時代の人気者をアイドルと呼べば脈々と続いているのですが一昔前のようなアイドルはもう出ないと思われていたようです。しかしいつの世も人気者を求めるのは世の常現在もちゃんとアイドルは存在しています。ただ昨今のアイドルは80'sアイドルを経験した者から見ると様変わりしてきているように思われますね。人気女優でドラマ、CMで大活躍中の新垣結衣が歌手デビューを果たします、しかもいきなりフルアルバムを引っさげデビューイベントを武道館で行うとのことで陣営の期待の高さが窺えます。昔も今と同じくらい女優で歌を出していた人は多くおりました、また数こそ少ないもののデビューイベントが武道館という人もいなくはありませんでした(だいたいはイベントホールかデパートの屋上が常)。しかしその両方を兼ね備えた人となると記憶にありませんねぇ。男性アイドルの方にもちょっと新たな局面が発生してきております。市井のカッコイい男の子を発掘し数多くのスターを輩出している(現在進行形)ジャニーズの2人の二世タレントが注目を浴びています。すでにドラマに出演中の少年隊の植草克秀の息子とグループで大々的に本格デビューを果たす元男闘呼組の岡本健一の息子です。有名無名に関わらず世間に数多くの二世タレントは存在します、しかし今までは自分よりかなり年上の人達の子供達でした、松田聖子の娘の神田沙也加の時もちょっとショックでしたが(ある意味彼女が産まれる過程から見てたので)同世代のタレントの子供なのにもビックリならジャニーズが二世をデビューさせたことに二度ビックリさせられましたね(前にも1人いたが)。さてまだCMでしか聴いたことのない新垣結衣の歌の実力、今のところ長澤まさみ以上沢尻エリカ以下という感じですが本格デビューしたらいずれこのコラムでまた(買う気か?)。
ロク田中


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2007/10/25(Thu)

 この頃は小室ファミリー、ビーイング勢、小林武史のトイズファクトリー勢の三つ巴となっていました(つんくファミリーの登場はもう少し後)。今回は小室ファミリーの中から華原朋美です。ともすればスキャンダラスな部分だけ語られることの多い彼女ですがご存じのように一時頂点を極めました。全く無名のタレントだった彼女が小室マジックによりスターへの道を駆け上がりまさにシンデレラストーリーを地で行く活躍で世の女性の憧れにもなりましたね。彼女に限らずこの小室マジックによってよみがえった無名アイドルは数知れません、この小室哲哉は色のついてない人を扱わせると実に巧かったですね。彼女もただ小室哲哉の力だけで売れていたように言われがちですがきちんとそれに答えられるだけの実力を段々身につけていったように思います。この頃から多数のプロデューサーが活躍するようになっていきますがだいたい2通りに分かれますね、1つは裏方に徹してその素材を引き出すことに専念するタイプでもう1つは自分が前面に出て素材を自分の色に合わせるタイプです。この小室哲哉という人は本人がミュージシャンということもあり上記のプロデューサーの中では後者に属するタイプですね(後々小林武史も前に出て来ますが)。特にテレビという媒体のみだけで語る上ではこの前面に出るタイプは大きな武器になります、まだまだ知名度の低いアーティストと一緒に出ることにより名前を浸透させたりフォローを入れたりと活躍するからですね。一騒動あってようやく表舞台に戻ってきたと思ったらまたもや地下に潜伏してしまったこの華原朋美ですがそのアーティストとしての資質は決して悪いものではありません、1つの時代を語る上でもぜひまだ見ていたい人ですね(このままフェードアウトなのかしら…)。
ロク田中


<< 早いもので >>


2007/11/1(Thu)

 今年も早いもので残り2ヶ月、最近1年が過ぎるのがあっという間です。ちょっと早いのですが今年を振り返ってみたいと思います。今年は世間を巻き込んだブームとなった人があまり見当たらなかったようですね、また音楽機器の充実によりここ最近ではCD売上が伸び悩んだ年になったように見えましたね(まぁ後2ヶ月ありますが)。今の音楽シーンは若者の意見が多く反映されます、もちろん今年も何組ものアーティストが彼等のおかげでブレイクいたしました。ただ昔から比べるとどんどん小さいブレイクになっていってるように思われますねぇ。そんな中ほぼ1年通してチャートのベスト30位以内に入った秋川雅史の「千の風になって」は大したものだと感心しております。昔と違いある意味文化が二極化されている現在では老若男女を相手にヒットするケースは難しくなってきています。僕等が子供の頃はチャート番組のおかげもあり子供の僕達でも演歌の歌手や曲を知っていました、逆に年配層も若い人に流行っている歌手や曲も聴いたことはあるというバランスが取れていました。もちろん今でもバラエティー等でお互いに名前ぐらいは知っているでしょう、しかしキャラクターとしては知っていても楽曲まで知っている例は少ないように考えます(普通のタレント扱いですな)。この「千の風になって」も確かに若い人がCDを購入したりダウンロードしたりしたかというとちょっと疑問に思うところもあります。しかしお笑いタレントが多くネタにしたりしたおかげで最初の部分とサビくらいは広く知られるようになりました(実際僕もそこしか知らない)。間違いなく2007年を代表する曲でしょう、後は「おしりかじり虫」と沢尻エリカが今年の音楽シーンを代表する3点セットですかね(世の中は沢尻の曲を知っているのか?)
ロク田中


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