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2006/10/19(Thu)

 10月はテレビの番組改正の時期にあたります。いろいろな新番組が各局でスタートしました。ここ数年特に気になっていたのですがテレビ界の戦略がかなり露骨になってますねぇ。例えば新しいドラマの主役が過去に出演したドラマを始まる時期に合わせ再放送で流す(初回放送日は主役は朝からワイドショー出まくり)、宣伝番組をつくりこれでもかというくらい番宣CMで盛り上げるという感じです。民放は特に視聴率とスポンサー有りきですから仕方のないことのようにも思えます。「素人が何を」と思われるかも知れませんが今の業界はかなり楽をしてるように思えますねぇ。他局の企画を発展させたものとか、バラエティーなどはどの局も同じタレントの使い回しとか挙げればキリがありません(その分再放送で経費削減?)。僕もバラエティーは楽しく見てますし現在も良質な番組は多々あると思ってます。なるほど、ゴールデンタイムで下手な企画で視聴率獲得に失敗したらスポンサーに対する示しもつかないでしょう(某プロ野球球団の試合の中継延長が無くなったのもコレ)。しかし、どこかで見たような顔や企画ばかりだと閉口する
のも事実なんですよねぇ。ドラマも安易にリメイクや人気漫画に原作を求めたりというものとかね。「文句ばかり言ってんなら見なきゃいいじゃん」と皆さん思われるでしょう。もちろんその通りなんですがこちとら暇なものでつい…
ロク田中


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2006/10/26(Thu)

今回はこの年「ボヘミアン」をヒットさせた葛城ユキです。ハスキーな声(実際はそんな甘いレベルではないが)で振り絞るようなシャウトが印象的でした。この「ボヘミアン」はチャゲ&飛鳥の飛鳥涼が作った曲で後に本人達のアルバムにも収められています。これがまた全く真逆の仕上がりで当時興味深かったのを覚えていますね(ほら、飛鳥はあの歌い方だし)。ミュージシャンが他の人に提供した楽曲を自分で歌うことは珍しくありません。なかにはアルバムまるまる1枚をセルフカヴァーする場合もあります。例え男性アーティストが女性アイドルに提供した曲であっても大抵はしっくりくるものです(そりゃ歌詞の内容にもよるけどね)。この歌は葛城ユキの個性が強すぎたためかイメージを見事に覆されました、やはりファーストインプレッションって重要ですね。ところで実際はカヴァーされてはいませんがこの作者がカヴァーしたら元歌のイメージとかけはなれそうな御三家をあげましょう。第3位 山下達郎「硝子の少年」 第2位 竹内まりや 「MajiでKoiする5秒前」第1位 横浜銀蠅 「ドリーム ドリーム ドリーム」。う〜ん、我ながら怖いもの見たさで聞いてみたくもあり(僕は山下達郎夫妻が嫌いな訳じゃありませんよ、念のため)
ロク田中


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2006/11/3(Fri)

 元人気アイドルでミュージカル女優としても活躍していた本田美奈子.さんが亡くなられてもうすぐ1年が経ちます。このコラムでも何度か取りあげ元気になられるのを願っていただけに今も残念でなりません。亡くなられてしばらくはテレビやCMなどでも大きく取りあげられあらためて彼女の人気を感じました(おかげで名前の後ろにドットが着いたのも知った)。その彼女が病床で書き溜めた詩を編集し曲にしたものが発売されました。福山雅治や坪倉唯子といった歌手から高嶋ちさ子などの音楽家まで数多くのミュージシャンが参加した作品となりました。最近は生きてる人でもトリビュートCDが発売されますが(この場合は尊敬の意)今回は正真正銘のトリビュートCD(この場合は追悼の意)となりましたね。もちろん参加したアーティストやレコード会社にはそんなつもりはないのは百も承知ですがこの手のもので商売をしてほしくないと思ってしまうのも事実です。今回の主旨は本田さんの詩を発表するということなのでしょうから昔の「BAND AID」や「USA for Africa」のようにノーギャラ、チャリティーで骨髄バンク協会に売り上げを寄付するとかね(実際そうだったらカッコいいなぁ)。さて先にあげた80年代中盤の英米のチャリティーユニット(偶然にも本田さんの活躍時期とダブる)から遅れること8年、日本でも小田和正や飛鳥涼などが参加した豪華ユニットが誕生してました。「僕らが生まれた あの日のように」を発売した「USED TO BE A CHILD」一番笑ったのはアメリカのCYNDI LAUPERの役割を浜田麻里にさせてたこと、そんなとこ真似せんでも。
ロク田中


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