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<< ロク流代表曲 >>


2006/1/26(Thu)

 今回は堀ちえみです。世間では「スチュワーデス物語」など大映ドラマでの怪演(?)のほうが印象に強いかもしれません。彼女の傾向は大きく2つの時代に分かれます。前半のアイドル時代と後半の脱アイドル時代ですね(大抵のアイドルはそうなんだけどさ)。しかし他のアイドルと違うのはトップアイドルとしては活動期間が5年と極端に短い中での変化ということでした。前置きが長くなりました、僕の選んだ代表曲は「白いハンカチーフ」です。さて、世間のイメージするであろう彼女の代表曲から考えてみましょう。たぶん「リ・ボ・ン」なのかなぁ、実は彼女には大ヒットが少ないからなぁ。なぜ「白いハンカチーフ」なのか?それは大げさでアナクロな世界観が彼女のパブリックイメージに合っているからです。それまでは普通のアイドル曲だった彼女でしたが折からのロックブームにより楽曲が少しずつ変化します。その過程でおきた大映ドラマブーム(?)の一翼を担った彼女にピッタリな曲でした。その昔握手会にも行ったことがある身としてははがゆい気もします。さて来月は趣向を変えてお届けしましょう(内容は秘密)。
ロク田中


<< これって文化祭? >>


2006/10/5(Thu)

 今頃は世間の学生さんは文化祭の時期でしょうか?もう遠い昔の話ですがクラスやクラブなど仲間が一致団結して盛り上がったことを思い出します。必ずと言っていいほどバンドが登場し友達の普段見せぬ姿に驚いたのもいい思い出です。あぁ、そうそう何も昔話をしようという訳ではありません。最近NHKのアナウンサー6人からなるグループがデビューしました、「ことばおじさん」として知られる(のか?)ベテランの男性アナウンサー梅津正樹氏がヴォーカルで男性4人、女性2人の編成となっています(ユニット名はことばおじさんとアナウンサーズ)。これまでも日テレの当時人気の女性アナ3人組の「DORA」やフジの高島彩がデビューしたりしましたがバンド編成というのはおそらく初めてでしょう。先日テレビで生のパフォーマンスを見ましたが(それまでは「みんなのうた」でのPVのみ)まぁ、ノリとしては文化祭でしょう(たぶん本当に楽器ができるのは2、3人)。ただ曲はなかなか面白いもので、若者言葉を茶化した詞をオイパンク風のメロディーで味付けと宴会ソングにはうってつけです(曲も短くて良し、ちなみにタイトルは「これってホメことば?」)。惜しむらくは局アナの集団のためNHK以外で見ることはないということ、個人的に今イチ押しの住吉アナの名ドラマーぶりがなかなか見られないのは残念至極。
ロク田中


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2006/10/12(Thu)

 この頃までは演歌が強かった83年、演歌勢は黙ってても出てきそうなのでニューミュージック勢から稲垣潤一です。この人は実に変わった声質の持ち主ですね、音域としては高音域に入りますがちょっと曇って聴こえる声ですね。もちろんそれが彼の魅力であるのは間違いないのですがなかなか真似の出来ない個性となっています。この年に「ドラマティック・レイン」をヒットさせシティーポップスのニューウェイブ(共に死語)として注目されました。この曲をテレビで歌う時にドラムを叩いていて「バンドでもないのに何故?」と不思議に思ったのを覚えています。彼は1992年に「クリスマスキャロルの頃には」でチャート1位とミリオンセラーを達成しますが(ビッグネーム救済運動の一貫)これはタイアップとCDバブルのおかげとも言えそうなので本当の意味での旬はこの後の3年くらいだったように思いますね。さて先ほど触れた「ビッグアーティスト救済運動とは何ぞや?」との問いにお答えします。1991年の小田和正あたりに始まる当時既に大御所となっていたJ-POPアーティストがドラマ主題歌で久々にシングルヒットをとばした現象のことです。何と言ってもシングルチャートとは無縁と思われていた浜田省吾まで1位にしてしまったくらいでしたから…(他のメンバーは皆様の御想像にお任せします)
ロク田中


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