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<< 切捨て御免 >>


2008/12/4(Thu)

 やれやれ、すっかり2割5分が定番となったなぁ、来年はせめて3割目指さないと…今年も僕の紅白予想は両軍1組ずつの的中に終わりました(しかも木山裕策といきものがかりじゃ中穴か)、最大の大穴竹内まりやには断られたようですが予想時には出ないと思っていたキマグレンや水谷豊が出場したりと読みが完全に外れました(羞恥心 with Paboはちょっとニンマリ)。今年の目玉はミスチルとポニョとなるのでしょうが他にもSPEEDの早期復活やGIRL NEXT DOORの抜擢が目に付いたサプライズでした。その反面昨年と比較して実績のある歌手が相当数落選しています。若者向けではハロプロ勢がついに1組も出なかっただけではありません(里田まいは別)、BoAやCHEMISTRY、ゴスペラーズに中川翔子と今年もそこそこヒットを飛ばし選ばれても何ら不思議の無い人達が洩れました。ベテラン勢でもさだまさしや堀内孝雄、長山洋子等連続出場組が落選しちょっとした話題となっています、ドリカムや安室は自ら辞退したようですが大幅な入れ替えを敢行したと言えます。若者向けのアーティストについて検証してみるとどうも配慮が感じられますねぇ、所属事務所やレコード会社に対して「この人を落とす代わりにこちらを出場させますから」って感じの。昨年より出場歌手が減ったということも影響しているのでしょうが(とはいえ去年は抱き合わせで増えただけ)コンセプトにこだわり過ぎている気がします。若者向けの音楽は流行性の強いものと割り切りその年の流行りものを並べておけば話題性があるだろうと考えているように見えてなりません。確かに今は昔のように紅白に出るのがステータスであった時代とは違います、アーティストの中にもそう感じていない人も多いようです。もちろん浜崎あゆみや倖田來未、コブクロ等連続出場を果たしているアーティストもいますが(せいぜい10回以内だけど)先を見据えると若手を育てるのも大事なことだと思いますね(演歌の若手では無い)。今回悔いが残るのは東方神起、去年選ばれなかったから敢えて予想から外したのになぁ(特集番組まで放送されていた)、BoAの代わりだな。
ロク田中


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2008/12/11(Thu)

今月からしばらくにわたり新企画として昔はヒットチャートを賑わしながらも最近は世間から忘れられているアーティスト(曲)を取り上げてみようと思います、記念すべき1回目はBluem of Youthです。初っ端から「誰?それ?」と言われそうですが1999年に「ラストツアー〜約束の場所へ〜」をヒットさせた男性2人組です、えっ?まだピンと来ない?電波少年の企画でシベリア鉄道に乗って旅をしながら曲を作っていたアーティストですよ。それはサムシングエルスじゃないのかって?やはりそちらのほうが印象が強いんですねぇ、この電波少年に限ったことではありませんが1つの人気企画があった時に世間の印象に残るのは大抵は先駆者である一番最初の人となります。もちろんインパクトがあったというのもさることながらそれ以後の人は二番煎じ(2匹目のドジョウ狙い)としか見えないからです(例えその瞬間は熱狂しても)。確かに彼等もサムシングエルスの成功(例え一瞬だけだったとしても)を受けての一発狙いであったことは否めません、しかしその事と楽曲の良し悪しはまったく別の話です。前任者もそうですが自分達の置かれた環境(ヒットを出せなければ引退)を逆手に取り映像とリンクさせた戦略が当たっただけのように思われがちです、タイアップでなければ売れなかったのかもしれません。しかし火事場の馬鹿力で佳曲を作り上げ世の中に受け入れられたことはもう少し評価されても良いはずです(メディアの力が大きいとしても)、特に先駆者がいたために一発屋とすら呼んでもらえないところに物悲しさすら感じますねぇ。こんな感じで記憶の片隅に眠っているアーティスト(曲)をお届けしたいと思います、せっかくなので奇数回はアーティスト、偶数回は曲としましょう。あらかじめお伝えしておきますが一発屋を御紹介するわけではありませんので(ずっと言い続けておりますが)。
ロク田中


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2008/12/18(Thu)

 今年も残りわずかとなりました、僕なりに2008年のヒットチャートを振り返ってみたいと思います。相変わらずのCDセールス不況でしたが(モバイルダウンロードは別)色々新顔が話題となった年でありました。大きく考えた時にかなり一発屋と後々呼ばれるであろう人が多くチャートを賑わしたように思います、この一発屋も数パターンに分かれます。その曲をリリースする為だけに結成されたもの(ex ポニョ)、数曲のヒットは出すも流行した期間があまりにも短いもの(ex 羞恥心)、単純に1曲しか流行らなかったもの(敢えて名は秘す)とあります。羞恥心の場合は活動休止という事情もありますが(実際最新曲は1位獲得)何年も続けてコンスタントに支持されるかどうかははなはだ疑問です、さすがに島田紳助いい読みだと思います。毎年入れ替わり立ち替わり若者向けのアーティストがチャートを賑わしますがそれまで比較的一部熱狂的なファンに支えられていたと思われるグループが突如チャート1位を獲得してビックリさせられた年でもありました、もちろんタイアップ効果だったりする場合が多いのですが全体的なセールス不況のため初動でそこそこ売れれば可能になったと言えますね。ここ10年来完全に若者向けとも思えるヒットチャートですが年に数曲は年輩者向けの楽曲が大ヒットを飛ばします、「千の風になって」や「吾亦紅」は記憶に新しいところですが今年もそんな曲が登場しました、現在もヒット中の秋元順子の「愛のままで…」がそれです(ジェロじゃないよ)。2ヶ月くらい前までは多くの演歌、歌謡曲と同じくチャートの20〜30位近辺にランクインしていただけでしたがジワジワ順位を上げ紅白出場が発表された辺りからはベスト10内に突入しました(最新ランクは4位)。テレビのチャート紹介番組でサビのワンフレーズ(しかもいつも同じところ)しか聴いたことは無いのですが熟年層の抵抗にも思われますね、案外年明け最初のチャートでは1位になっているかも。
ロク田中


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