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<< 07年ロク’sベスト5 >>


2008/1/3(Thu)

 明けましておめでとうございます、毎年恒例の私的ベスト5を。ここ数年徐々に購入するSCDが減っている上に去年は随分ダウンロードで済ませたりしてしまいました(業界全体の売上不振もこれが理由)ので気になった曲のベスト5ということで。5位は大塚愛の「PEACH」です、これは数少ない購入したSCDでしたがどうも僕は知らぬ間に彼女のファンになっていたようです。4位は「Sakura addiction」です、現在も放送中のアニメのキャラクターの歌という設定ですが(当然歌っているのは声優)なかなかの佳曲でした。3位はmihimaru GTの「I SHOLD BE SOLUCKY」です。Winkの「愛がとまらない」の原曲で知られるカイリー・ミノーグの20年ほど前のヒット曲をアレンジしてカヴァーした曲でした、ちゃんと出自が分かっているので素直に聴けましたね。2位はKAT-TUNの「Keep the faith」、メンバー主演でここでも何回か取り上げたドラマの主題歌でした。そのドラマを見ていなければおそらく聴くことは無かったかもしれませんが氷室京介の作ったかっこ
いい曲でした(自己肯定)。どうも去年前半にピンとくる曲が少なく最近の曲(しかもタイアップ物ばかり)が多くなってるなぁ…さて栄えある(?)1位は茉奈佳奈の「二月のわた雪」です、以前も御紹介しましたが彼女達の爽やかなイメージに合った曲でした。思ったほど世間では話題に挙がりませんでしたが今年は再び彼女達が注目されそうな予感がします。今年の下半期のNHKの連ドラの主役にすでに決まっていて場合によっては紅白も狙えます、その昔のオーロラ輝子の時のように劇中歌を発売し売れ行きが良ければの話ですが(歌手を目指す双子の設定らしい)。自分達をブレイクさせてくれたドラマの時のように上手くいくか今から要注目ですね(何て気の早い)。
ロク田中


<< 懐メロ予備軍(98-1) >>


2008/1/14(Mon)

 今年最初の懐メロ予備軍はKiroroです。沖縄でインディーズとして活躍していた彼女達がメジャーデビューし「長い間」をいきなり大ヒットさせました、この2人が売れた理由は次のように考えられます。主に女性を中心に癒される楽曲が支持されたことですがそれ以上に大きな要因は歌番組で見せたギャップにあったように思われます、ピアノ担当の金城綾乃の天然ボケっぷりはその辺の若手芸人では太刀打ちできないものがありました。90年代中盤くらいから今でも続く歌番組がテレビで人気を博していました、バラエティー偏重の流れで(司会がそういう人達なせいもあるが)ただ歌を歌って帰ればいいというものでは無くなっていて気の利いたコメントの1つもできないと面白がられないという空気になっていました(現在も続く流れ)。そこに上手くハマったのがこの2人でしたね。当時すでに沖縄アクターズスクール出身者により視聴者にミニ沖縄ブームがきていました(安室やSPEEDとかね)、彼女達も楽曲で見せるクールさと沖縄独特のゆるいテンポの喋りのギャップが受け入れられていました。それを上回るセンスの破壊兵器がこのKiroroの金城綾乃でした(違う方向の最終破壊兵器にCoccoがいたが)。僕達の世代ではフォーク系の歌手のギャップが評判によくなっていました、僕自身も中島みゆきのラジオを始めて聴いた時には相当驚かされたものです。とはいえアーティストはお笑い芸人ではありません、もちろん楽曲の良さが勝負です。どうもここ数年スタイルとキャラクターのみで勝負しているようなアーティストがウケているように思われます。確かに見ている分には面白いですがその人達の曲が後々まで残るかというと少々疑問も残りますねぇ、まぁ流行り歌なんてそんなものと言えばそれまでですが…(でもこれが化けると面白いことになるんだけど)
ロク田中


<< 思惑 >>


2008/1/17(Thu)

 まだ記憶に新しい去年の紅白歌合戦、今回も視聴率は思ったほど芳しい結果ではありませんでしたが世間的には高評価だったようです。若者向けの曲を抑え中、高年が親しみやすそうなアーティスト中心にしたことが理由だと考えられます。発表時にはさほど知名度があったとは思えなかった馬場俊英やすぎもとまさとも紅白効果で年明けのチャートでも躍進を見せていました。前年の秋川雅史に気をよくしたのかNHKはどうも自分達発信のブームを仕掛けようとしているようですねぇ、彼等の楽曲が当時全く売れていなかったわけでは無いですし別に専属歌手なわけでも無いのですが経緯などを聞いて発表時から薄々そんな気がしていましたがつい最近それを確信いたしました。年明けに友人とNHK内にあるグッズショップに行ってきました、CDやDVD等も販売していて大多数は自局の番組やそのサントラだったりしました。そこに混じり先に挙げた3氏のSCDが並んでいたのを見たときに自信が確信に変わりましたね(死語)。あまり言われることはありませんが去年1年間続いた「千の風になって」ブームを仕掛けたのは他ならぬNHKです(少なくとも当人達はそう思っている)、そのせいもありよく音楽番組に出演もしていました。毎年ヒットを飛ばす若手のヒップホップ勢やマスコミに名前だけは挙がる出場しそうもない大物アーティスト(去年はB'zが当確と言われてたが結局出ず)にダメもとで交渉するならば自分のところで流行を仕掛けようとするのも何となく頷けます。しかし去年で手を打ち尽くした感があるので今年はどうするか1年注目いたしましょう(禁断のアニメ声優に行くか?)。さてそのNHKで久しぶりにテレホンカードを購入しました、ついでに他のグッズも眺めていて気になった商品が。ニュースに出演している女性気象予報士達のカレンダーが、どんな人が買っていくんだろう…
ロク田中


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