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<< 大人になると >>


2007/8/2(Thu)

 作詞家として数多くのヒット曲を生み出した阿久悠さんが先ごろ亡くなられました、ご冥福をお祈りいたします。歌謡曲時代の立役者なのはもちろんですが僕達の世代にはピンクレディの仕掛け人として大変よく知られています。歌謡曲だけでなく「宇宙戦艦ヤマト」や「ウルトラマンタロウ」と他ジャンルもこなし心に残る作品を作られました。この人は数多くの演歌のヒット曲の作詞家としても有名で子供の頃に聞き今でも歌える曲もたくさんあります。いつ頃からでしょうかねぇ、演歌を聴かなくなったのは。僕の子供の頃はベストテン番組が全盛でチャートにも何曲も演歌がランクインしていました、積極的に聞いていたかどうかは別の話としてゆえに何曲(何十曲)もの演歌の曲を覚えるようになりました。高校生くらいからロック、洋楽、ポップスに興味を示すようになり(それ以上にアイドルに)だんだん聴かなくなってしまいましたねぇ。ごく稀にツボにハマる演歌もあるもののここ十年来は全く聴かないと言ってもいいでしょう。僕達の世代でもこうなのですからさらに若い人達にいたっては皆無に等しいケースがほとんどでしょうね。一部の接客業の人などは仕事として何曲か知っていることもあるでしょうが(だいたいパターンがある)氷川きよしなどの極々一部の例外を除けば(彼とて全曲は知られてないでしょう)バラエティーで名前は知っていても歌は知らないなんて当然と思います(紅白などを見てもチャンネルを変えるだろうし)。演歌はその独特の世界観が若い人には解りづらい面があり今は流行らない傾向があります。逆に自分達の年齢がもっと進めば理解出来る時が来るということが言えるのかも知れません。あと十年くらいすると「坂本冬美っていいよな」とか「やっぱり伍代夏子でしょう」とかいう日が来るのかなぁ…
ロク田中


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2007/8/9(Thu)

 CDバブル絶頂期の93年からはまず久宝留理子を取り上げます。それまではセールス的にあまりパッとしなかった彼女でしたがこの年CMソングの「男」が売れスポットを浴びることになりました。この曲が起用されたCMは短いサイクルでどんどん曲を替えるため実はかなりの一発屋を生み出すことでも有名です(あえて名は秘すが〇〇ダイヤモンド)。と言ってもこの久宝留理子という人は決して一発屋なわけでは無く翌年やはりCMソング(…)の「早くしてよ」をヒットさせています(その後はあまり続かなかった)。この「男」はサビが強烈なインパクトを残した曲で(CMに起用されるのはそんなもんだが)いわゆる男の不実ぶりを一般論として歌ったものでした。さすがにイメージがつくのを避けたのかしばらく後に出した「早くしてよ」は同じ男への不満でもアイドル曲としても通用するような可愛い内容に仕上がっていましたね(CDジャケットも意識した感じ)。今でもテレビを見ていて思う時が多いのですがやたら目にするCMってありますよね。最近は少なくなったようですが一社提供のスポンサーの番組でのことではなくいわゆる番組と番組の間の繋ぎのCMでのことです。特に深夜の時間帯はかなりの確率で同じものが流れるケースが多いです。この曲が使われた〇〇ダイヤモンドはその典型でしたし他では銀座△△マキなんてのもやたらCMが流れ一種のサブリミナル現象となりCMソングがかなりの確率でヒットしますね(アーティストサイドはタイアップ取るのに大変だろうな)。世間ではそろそろお盆休みに入る頃でしょう、人によっては生活サイクルが昼夜逆転するかたもあると思います(僕は自信あり)。そんな時には夜のテレビ東京をぜひ見て下さい、エ▽ラとハウ●食品のCMばかりでビックリしますよ。
ロク田中


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2007/8/23(Thu)

 お盆休みはすっかり家でテレビ三昧となっていました。主に甲子園とドラマの再放送を見ておりましてその中にTOKIOの長瀬智也が主演のドラマもありました。視聴率も当時は良く今年の春の選抜甲子園の入場行進曲にもなった「宙船」が起用されたりと大変話題になったドラマでもありましたね。さてそのTOKIOがやはりメンバーの山口達也が主演のドラマの主題歌である「本日、未熟者」をリリースいたしました、この2曲に共通するキーワードは「中島みゆき」になります。華々しいデビューを飾って十数年のTOKIOでしたがなかなかヒット曲に恵まれませんでした、そこそこのヒットこそ続いたものの途中迷走気味になりバラエティーや個々の俳優としての人気が上がる一方で歌手のほうが忘れられかけていたのも事実です。ここ数年でようやく真のヒット曲を出し特に前記の「宙船」は代表曲と言えます、おそらくその線を狙って今回も中島みゆきにお願いしたのでしょう。初めて「宙船」を聴いた時にもすぐに「中島みゆきの曲だな」と分かったくらいでしたから彼等も大変だったと思います。彼女の曲はその独特の詞などもあり1つの世界が構築されています。過去数多くの歌手が歌ってまいりましたが実力の伴わない人が歌うと曲の持つ威圧感に負けてしまっていたこともあったのも事実でした。このTOKIOのヴォーカルの長瀬智也が実力派であるかどうかは別ですがなかなか合っているように思います。これなら最初から中島みゆきに任せればと言いたいところですがいまやすっかり大人の魅力を醸し出せるようになった彼等(醸し出しすぎな人も1人いますが)だからこそ似合うようになってきたのでしょうね。今回のジャケットは稲穂の中で5人が写っていますがこの場所ってやっぱりDASH村?
ロク田中


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