ホーム > 小谷の250字 > 2003年10月(31)


<< 喧嘩のすすめ >>


2003/10/4(Sat)

 本気で喧嘩のできる相手ほどあり難いものはない。家族であれ恋人であれあるいは音楽仲間であれ、本気でぶつかり合えることは実に希だ。
 時には絶交を言い渡すのもいいだろう。しかし絶交宣言を繰り返せば繰り返すほど実はその仲が深まっていく。喧嘩するほど仲がいいと俗に言われるが、本気でぶつかり合えるということはそれだけ心を開いている証左でもある。それぐらいの覚悟でぶつかれるだけの緊張感があるということでもある。波風の立たない仲はけっきょくその程度の表層的な間柄なのかもしれない。本気でつきあうなら喧嘩をしよう。
小谷隆


<< 贅沢な眠りのために >>


2003/10/5(Sun)

 待望の特注枕が届いた。頭と首を包み込むような構造のこの枕は寝返りを打ったときにも首の高さが変わらないような特殊構造になっている。素材はNASAの宇宙飛行士を保護するためのシートの衝撃吸収材にも使われている特殊なウレタンだ。
 およそ服装にも車にも興味のない僕がここだけは金をいっさい惜しまないという分野が「眠り」である。人生の4分の1に相当する睡眠時間を快適にするためなら、枕一つに数万円かけても惜しいと思わないというのが僕の価値観だ。
 宵っ張りな性分だが、今日はなぜか眠るのが楽しみだったりする。
小谷隆


<< 100円ショップの経営学 >>


2003/10/6(Mon)

 散乱するケーブル類をデスク横にまとめるため、100円ショップへキッチン用の整理ネットを買いに行った。
 早々にじゅうぶん用の足りる大きめのネットを発見。これが100円とはお得感たっぷりである。しかし均一価格とはいえ小さなフックの金具や針金までが100円というのはあまりに強引すぎる気がして納得し難い。と、そんな不満を抱えつつもレジ脇でレーズンチョコに手が出るなど、あれこれまとめて合計700円也。
 なるほど100円ショップは原価の悪い商品があっても、結局お客はあれもこれもまとめ買いしてしまうからトータルで利益が出るのだろう。
小谷隆


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