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<< 有料配信時代到来も…… >>


2001/12/22(Sat)

メジャー主導の米Pressplayの営業開始で、世は本格的な有料音楽配信時代に突入した。カタログ数は10万曲。日本版も遠からず始まる。
 かたやナプスター閉鎖からわずか半年で後釜のファイル交換サイト群の利用者はナプの全盛期の数を超えた。
 いかなる著作権保護技術を施したファイルもアナログを介せば複製し放題のファイルに変換できる。メジャーは流通まで支配してネット配信を牛耳ろうとするが、たとえば共同購入組合が曲を買って皆で共有したら法はそれを裁けるのか? ここに法の穴がある。
 有料配信はまだ前途多難だ。
小谷隆


<< 毀誉褒貶に耐える人を >>


2001/12/23(Sun)

 ほめられて育つ人と叱られて育つ人がいる。それは百も承知で敢えて叱るべきでない人も叱る。叱られると萎縮して何もできないなどと言い訳する者もいたが、いい歳のオトナが叱られ慣れていないというのもあまりに情けない。
 愛の鞭などという気の利いたものでもないが、僕は相手かまわず間違っていれば容赦なく指摘する。根拠のないワガママが成長を妨げていたら叱り飛ばしもする。そもそもプロデューサーの叱責ごときで萎縮していたら世間という匿名かつ容赦のない相手の毀誉褒貶に耐えられるはずもないからだ。
小谷隆


<< 左も「右」もクリスマス >>


2001/12/24(Mon)

 イブを含む連休前の金曜、夕方から都心で人と打ち合わせる予定が、腰かけてゆっくり話すにはそこから地下鉄で何駅も離れなければならなかった。凄い人出だ。ワムの流れる街のイルミに心震えた12月も今は昔、さっさとこの喧騒が終わってほしいと切に願う。
 昨日も朝から街は活気づいていた。駅前に轟く大音量の合唱曲。「…賛えたまえ」と。ああ季節物か、と思いながらよくよく聴いてみると「すめらぎの…神の国」。いったい何なんだ!? 見れば右翼の街宣車。皇室賛歌だったのだ。なるほど天皇誕生日。昨今は右翼までクリスマス風か?
小谷隆


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