ホーム
> 小谷の250字
> 2003年12月(31)
<<
対立は成長のエネルギー
>>
2003/12/10(Wed)
僕の性格によるところも大きいのだが、僕はアーティストやスタッフとよく衝突する。感情的なしこりを残して暫く口をきかなくなることもある。しかしただでさえ個性の強い人々とやりあっているわけだからぶつからない方がおかしい。これも健全なコミュニケーションだ。
波風立てず穏便に事を進めるのもいいが、「これいいね」「そうですね」では成長がない。異なる価値観が真正面から衝突し、互いの差異を認め合い、時には折れ、時には叩きのめし、あるいは第三者の意見に収束したりする中で新しいものが生まれてくるのだ。
小谷隆
<<
好きこそものの上手なれ
>>
2003/12/11(Thu)
最近行くようになった居酒屋にギターを抱えて立ち寄ったら、年恰好30ぐらいの板前さんに今からでもギターは巧くなるものかと相談された。中学のころ流行に乗って一度は楽器を手にしてみたがすぐに挫折したのだという。
もちろん巧くなる、と僕は自信をもって答えた。確かに楽器は早く始めるに越したことはない。しかし親に押し付けられていやいや楽器に向かう子供やノリだけで始めた中学生より、楽しく弾けるようになりたくて自発的に習い始めるおとなの方が実ははるかに上達は早い。やはり好きこそものの上手なれ、なのである。
小谷隆
<<
気象予報士・小谷隆
>>
2003/12/12(Fri)
天気予報が当たらない。今朝の予報では朝のうちに雨が上がって午後からは晴れるようなことを言っていたのに、けっきょく帰りにまで小雨に見舞われた。降水確率0%にも関わらず、である。もっとも降水確率には但し書きがあって、正しくは「1時間に1ミリ以上の雨が降る確率」なのだ。確かに1ミリ以上ではなかっただろう。
ともあれ世間の予報を当てにできない以上は自分の感性に頼るほかない。さすがに下駄を放ることはしないが、湿度や気温などにとても敏感になっている。お天気お姉さんが何と言おうと自分の感性を信じるだけだ。
小谷隆