ホーム > 聴きましたよ。 > 2008年5月(5)


<< 迷ったあげくに >>


2008/5/22(Thu)

 ちょっと奥さん水谷豊のアルバム初登場2位ですって!メディアの力ってスゴいわねぇ…と本文とは関係の無い前振りはさておき。永くトップアーティストの座に君臨し続けるサザンオールスターズが今年をもって無期限の活動休止に入ることを発表しました、潜在的なファンも大変多くメディアでも大々的に取り上げられました(NHKまで取り上げたくらい)。いろいろな憶測をよんでいますがこのまま解散なわけではなくいずれ再開したいとのコメントを信じて待ちましょう。さてコアなファン以外の一般ファンにはどのように映っているか僕なりに考えてみたいと思います、バンドに限らずユニットを見る場合にどこにまず目が行くかですね。楽曲であるのは言うまでもありませんが大抵はヴォーカルなのではないでしょうか?ルックス、歌唱力、パフォーマンスと重要視する箇所はそれぞれですが多くはそこがとっかかりとなると思われます。特にCDでしか聴かなかったり楽器について詳しくなかったりするとその傾向はより強くなります。ユニットというものは誰でもいいというわけにはいかない場合が多々あります、ファンの心理を除外しても然りです。しかし個々のキャラ(別にそこにこだわっているわけではないが)が成立しているケースは極めてレアです。このサザンに関しても世間は“桑田佳祐”というヴォーカル(ソングライティング含む)を評価しているように思われます。僕も長年聴いているので他のメンバーの名前くらいは把握しています、誰でも一緒だなんていう気持ちはサラサラ無くこのメンバーあってのサザンオールスターズであるのも認識しています。しかし悲しいかなソロ活動をした時に桑田以外の人はコアなファンでもそうそう聴かない気がするのが残念です(決めつける必要も無いのだが)。実はこの話題、あまりにもタイムリーすぎるので見送ろうと思っていたのですがやはり世代ですし…
ロク田中


<< 懐メロ予備軍(02-2) >>


2008/5/29(Thu)

 こちらのサイトにお世話になり始めた2002年からのもう1組は柴矢裕美です、この年「おさかな天国」が突然世間を賑わしヒット曲となりました。当時もこの曲を題材にコラムを書かせていただいたので振り返りながら検証してみましょう。元々は単なる企画物で一部でしか知られていなかった曲でしたがクチコミで評判になりマスコミが飛びつきメジャーレーベルから発売されました、今でも魚関係のバラエティーのコーナーになるとテーマソングのようにかかりますね。曲としては小林旭の「自動車ショー歌」と同系列の織り込みものでしたが大きな可能性を産んだ曲となりました。当時のコラムに「便乗品が出ないといいなぁ」ということを書いていたのですがもちろん業界が目をつけないわけがなく多くの類似品は登場しましたね。スーパーマーケットあたりに買い物に行くと生鮮食品コーナー(加工食品も含む)ではこの手の曲がラジカセでサブリミナルになるくらい流れていますね(今でも)。先ほど大きな可能性を産んだと言ったのは理由があります、今では当たり前の話なのですが地域限定物(業界限定としてもよい)というのはその地域に行かないと知る機会はありませんでした。しかしインターネットで瞬時に情報が得られる昨今ではその原則は大きく崩れています(この頃も当然そうだが)、個人のブログですら大きな商品価値を産み出す現在のネット社会なのですからこれを利用しない手はありません。巷では“ゆるキャラ”と呼ばれる地域限定のキャラクターが評判を呼びむしろ大手メディアの仕掛けではないものを面白がる傾向が見られます(サブカル視点)、だからこその町起こしが可能になった(たとえ一過性でも)、そんなエポックメイキングになった曲でしたね。さて、この柴矢裕美のご主人は元ジューシーフルーツのメンバー、こちらも懐メロ予備軍だな。
ロク田中


 [前の3日表示]   [聴きましたよ。]   [次の3日表示] 



- 01 -