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2008/4/24(Thu)

 この年からのもう1人は木村弓です、名前だけ聞いてもピンとこないかたもいらっしゃるでしょうが宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を歌っていたアーティストと言えばご承知いただけたと思います、国内のみならず海外でも高い評価を受けているスタジオジブリ作品の主題歌としてヒットしましたね。ジャパニメーションと呼ばれ文化として世界的に認められている日本のアニメやマンガ、ジブリシリーズだけでなく多くの作品が大人気で熱狂的なファンを獲得していますね。僕達の世代が子供の頃アニメ史に残るような作品が数多くリアルタイムで放送されておりました、今でもDVDで発売されたりテレビの懐かしもので取り上げられたりとその輝きは色褪せることはありません。現在も負けないくらいのアニメブームですが1つはっきりした違いを感じとることが出来ます。昔の主に子供をターゲットにした作品の主題歌は必ずと言っていいほど歌詞の中にタイトルが織り込まれていました、言い換えればそのアニメを見たことの無い大人が聴いても「これはマジンガーZというものの歌なんだな」と認識するのは容易でした。しかし「アニメ=子供向け」という概念が崩れもう少し上の世代向けへの作品が多くなってきてこの構図は変わります。化粧品のCM戦略のようにコピーありきの作品などはかなり良い方で(ex キャッツアイ、タッチ)大方は全く内容とは関係の無いタイアップものへとスライドしていきました。このジブリシリーズは宮崎駿監督作品は特にご自身が作詞を担当されるためその世界観を壊さぬものに仕上がっていますね(最新作の「崖の上のポニョ」では補作詞)。さて、当時僕はこの「千と千尋〜」を映画館に見に行ったのですが小さいお子さんを連れた親御さんが多く見られました、おそらくは「となりのトトロ」的なものを期待していたのでしょうがなにせあの内容、まるで地獄絵図…
ロク田中


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