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2008/3/27(Thu)

 2000年からのもう1組はWhiteberryです、それまで目立ったヒットの無かったガールズポップバンドでしたがジッタリン・ジンの「夏祭り」を同年カヴァーし大ヒットさせ紅白にも出場いたしました。今回はこのコラムを開始以来のキーワードとも言える(?)カヴァー曲について。何度も書いていて恐縮なのですが元来僕はカヴァー否定派であります、アナログ思考の持ち主としては自分達の思い入れのある楽曲を何となく茶化されている気になってしまうからです。僕はカラオケに行ってもそうですが元歌のキー、アーティストの歌い方に基本的に忠実でいようと心がけています。もちろん物真似をするわけでは無いのでそこまでこだわることもありませんがそれが結びつかない曲に関してはほとんど歌いません(だからナウなヤングの曲が歌えない)。言い換えるとイメージに必要以上に左右されているわけです。徳永英明の例を持ち出すまでもなく、なるほど素晴らしいカヴァー曲が存在するのも事実なのは承知しています、。上手いヴォーカルの手にかかりあらためてその楽曲の良さを再認識したことも1度や2度ではありません。しかし元歌のヴォーカルに対する思い入れ、その曲が流行った時代に対するノスタルジーな部分まで加味すると僕の中では元歌を凌駕したカヴァーはまだ存在していませんね。確かにカヴァーという手法は今の人達が知らない歌を知ってもらうためには非常に効果的です(僕達もそうやって昔の曲を知ったものもある)、しかしファンはおろかアーティスト本人も原曲を知らなそうな(レコーディング前に1度くらいは聴くだろうが)元歌の知名度に頼った商業的な香りがするとそれもどうかな…(別に今回の人達がそうだと言ってるわけではない)
ロク田中


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