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2007/10/25(Thu)

 この頃は小室ファミリー、ビーイング勢、小林武史のトイズファクトリー勢の三つ巴となっていました(つんくファミリーの登場はもう少し後)。今回は小室ファミリーの中から華原朋美です。ともすればスキャンダラスな部分だけ語られることの多い彼女ですがご存じのように一時頂点を極めました。全く無名のタレントだった彼女が小室マジックによりスターへの道を駆け上がりまさにシンデレラストーリーを地で行く活躍で世の女性の憧れにもなりましたね。彼女に限らずこの小室マジックによってよみがえった無名アイドルは数知れません、この小室哲哉は色のついてない人を扱わせると実に巧かったですね。彼女もただ小室哲哉の力だけで売れていたように言われがちですがきちんとそれに答えられるだけの実力を段々身につけていったように思います。この頃から多数のプロデューサーが活躍するようになっていきますがだいたい2通りに分かれますね、1つは裏方に徹してその素材を引き出すことに専念するタイプでもう1つは自分が前面に出て素材を自分の色に合わせるタイプです。この小室哲哉という人は本人がミュージシャンということもあり上記のプロデューサーの中では後者に属するタイプですね(後々小林武史も前に出て来ますが)。特にテレビという媒体のみだけで語る上ではこの前面に出るタイプは大きな武器になります、まだまだ知名度の低いアーティストと一緒に出ることにより名前を浸透させたりフォローを入れたりと活躍するからですね。一騒動あってようやく表舞台に戻ってきたと思ったらまたもや地下に潜伏してしまったこの華原朋美ですがそのアーティストとしての資質は決して悪いものではありません、1つの時代を語る上でもぜひまだ見ていたい人ですね(このままフェードアウトなのかしら…)。
ロク田中


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