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2006/8/24(Thu)

 昔(?)から時の人気芸人さんに歌を歌わせるパターンは数多くありました、分類すると3パターンに分かれます。(1)メロディーにのせたネタ(ex はなわ/佐賀県) (2)お笑いというキャラを生かしたコミックソング(ex 間寛平/ひらけチューリップ) (3)純粋な歌物(ex 海原千里万里/大阪ラプソディー、H Jungle With t/WOW WAR TONIGHT)というように、ここ数年は出演番組絡みのデビューというのもありますが話題提供というだけで楽曲の傾向は上記の3パターンに含まれます。もちろんその芸人さんの人気でセールスをあてこんでリリースされるのは言うまでもありません、中には以外と歌の上手い人(最近の例では品川庄司の品川やくずの二人)もいたりしますが一種の余興であることは否定できません。ここで前回の麒麟の川島について触れましょう。声も1つの楽器と考えるのであれば美声の持ち主というのは大きな武器となります。当然歌唱力があまりにも酷いと話になりませんがそこそこの実力があれば他の人(本職含む)よりも耳に残りますね(売れるかどうかは別として)。ここ数年来ではロンブーの淳と並んで着目したスタッフのセンスに感服しております(楽曲選びも含め)、ただしもう一丁と言われるとそれはどうかと思いますが(以前書いたように1枚だけでお腹一杯)。さて、この流れで来週の懐メロはあの曲にしましょうか。
ロク田中


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2006/8/31(Thu)

 現在もお笑いブームと呼ばれていますが(少々下降気味)1980年から漫才ブームというものがありました。ツービート、B&Bと並び3強と呼ばれた(?)ザ・ぼんちが今回の主役です。今よりすごい一大ムーブメントとなっていたように思う当時の漫才ブーム、やはり多くの芸人さんがレコードをリリースしました(今と構図は変わらない)。その中で唯一トップ3入りした曲が彼等の「恋のぼんちシート」です。当時の3強の中でも特に女性に圧倒的な人気を誇りアイドル視されていたのがこのザ・ぼんち(特にボケのおさむ氏)で武道館でコンサートまで行いました(持ち歌は何曲あったのやら)。この歌は前回の分類に照らし合わせると(1)のメロディーにのせたネタとなります。一時期はおさむ氏が俳優業に進出したりしてコンビを解消していましたが(ツッコミのまさと氏は女性と組んで漫才をしていた)ここ数年はまたコンビを結成しテレビや舞台で活躍しています。歌手でもない彼等をあえて何故選んだかというと現在のコメディアンに多大な影響を与えた「MANZAIブーム」を検証する上でかかせぬ存在であるということです(番組内にそういうコーナーってありそうだし)。一組だと浮いてしまうのであればやはり歌を出していたB&Bや西川のりお・上方よしおとのセットでもよいでしょう。問題は民放向きだという点だけ、国営放送であのおさむちゃん(のりお氏も)の暴走を抑えられるかどうか…(まぁ大人だし大丈夫か)
ロク田中


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