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<< 三つ子の魂 >>


2011/03/31(Thu)

 先日FMラジオで懐かしのアイドルの特集が長時間に渡り放送されておりました、アイドル好きの端くれとしてもちろんチェックいたしました。70年代、80年代入り混じり大変多くの曲がチェック出来ました、さほど目新しさが感じられるものは無かったのですがその中に無性に気になった曲が1曲存在しました、沢田富美子という人の「ちょっと春風」という曲です。アニメの主題歌を経て1981年にアイドルとして本格デビューした彼女、当時さほど人気を博したわけでは無くどちらかと言えばマイナーなB級アイドルとして括られます。歌手名曲名ともに聞き覚えはあったもののどんな曲だったかサッパリ思い出せずただ「懐かしい名前」くらいに曲を聴き始めました。ところがやけにこの曲が耳から離れない、“キャッチーな作り?”“キレイな高音?”どうも理由はそれだけでは無さそうです。もしやと思い手持ちのアイドルのオムニバスCDをチェックしたところ偶然この曲が収録されている物があったのでクレジットを調べてみて謎が解けました。この曲がリリースされた81年頃までの極々初期の松田聖子(前年の80年デビュー)のスタッフによる作品だったためです、道理で頭の中に松田聖子のある曲がリンクしたわけだと納得もいたしました。この頃僕はまだ中学生で松田聖子という人の楽曲よりもキャラクターの部分でファンでおりました、無論楽曲は二の次だったというわけではありませんでしたが音楽に造詣があったわけでもなく彼女の曲を「好きな松田聖子の歌だから好きな曲」くらいの認識でしか聴いていませんでした。しかしそれからおよそ30年何回となく松田聖子の楽曲(アルバム)を聴き続けた結果どうやら高ポイントになる価値基準の中のかなりの要素に“松田聖子っぽい曲”が刷り込まれたようです、この曲も当時聴く機会があり実際に耳にもしていたのでしょうがまだその良さが解らなかったのでしょう。同じスタッフなら松田聖子が歌ったらさぞヒットしただろうと思いがちですがこの曲に関して言えば松田聖子では成立しないように思いますね(アーティストパワーで売れはしたのだろうが)。

ロク田中


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