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2011/01/06(Thu)

 紅白にも出場をした植村花菜の昨年の話題曲「トイレの神様」、年末の歌番組を中心に見る機会も増えついには単発ながら同曲をモチーフにしたドラマまで制作されました、またその紅白ではテレビサイズで終わる諸先輩を差し置いてかなり長い同曲がフルコーラスで歌唱されるなど嵐やAKB以外さしたる話題の無かった一年を代表する楽曲となりましたね。実は僕は最初話題になった時にはまったく興味を示すことはありませんでした、曲名くらいは聞いたことはありましたが楽曲を聴くところまでには至りませんでした、この年末に初めて耳にしたのですが流行った理由が何となく解った気がしたので今回取り上げた次第です。この曲は祖母との思い出を時系列でおっていった内容となっていますが肝となる部分は最後の方に出てくる歌詞にあると僕は考えています、祖母の教えを亡くなった今でも彼女が守り続けているという箇所です。ここ数年来の年輩層発であろうヒット曲にはかなり強いメッセージが込められています、アーティスト側からのメッセージでもあるのですがその曲を支持している層からの願いにも似たメッセージだと僕は捉えています。「こうあってほしい」、「こう思ってほしい」という部分の共感が強い曲がアーティストの年齢に関わらずヒットに繋がっているように見受けられるのです、もちろんそこにはメディアの多少の仕掛けも存在はしていますが。この「トイレの神様」においては自分の死後も残された家族(子供でも孫でもよいが)が自分を忘れないでいてほしいという気持ちが表れているように思います、教えの部分はアクセントに他なりませんね(反抗期がスパイス)。さてさて楽曲もさることながら初めてビジュアルを見ることになった植村花菜、おばあちゃんの教えは正しかったですね(あくまで僕的には)

ロク田中


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