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2011/02/17(Thu)

 少し前の話になりますが西野カナという女性アーティストが初武道館ライブを行うというニュースを耳にしてちょっとした違和感を覚えました、彼女が武道館でライブを行うことに対してのものではありません。昨年紅白に初出場を果たしたのは記憶に新しいですがその前から女子高生を中心に圧倒的な支持を受け発表する楽曲は常に着うたサイトでトップを獲得するなど超のつく人気アーティストであると認識していたためとっくに行われていたものだろうと思っていたからです。多くのアーティストは地元のライブハウス等からスタートしメジャーデビューに伴い段々と箱を大きくしていきまずは武道館、さらに人気を博していくとドーム球場等の数万人を収容出来る会場でのライブを目指して精進していくものと思われます。80年代アイドル全盛時にはデビューイベントをいきなり武道館で行うという強者も存在しましたが稀有な例であり多くは上記のようなルートをたどりステップアップしていきます。西野カナの武道館ライブはちょっと遅いくらいな気がしているのは先ほど挙げた通りですが最近は早過ぎるように思えるアーティストがチラホラ見受けられます、僕は以前某ドーム球場でアルバイトをしていました、それこそ多くのアーティストのグッズ販売に携わってきました(洋邦問わず)。その会場の方針にもよるでしょうが僕のいた某ドーム球場は場所を貸して使用料をいただいて終わりという訳でなくその先にあるグッズ販売までがセットになっておりました、言い換えればグッズ販売(パンフレット含む)の収益が良く無いとそのライブは失敗の烙印を捺されてしまいます。会場が満員になるのは当然の条件のように思われがちですが蓋を開けたら観客が7割程の入りなんてライブも当時はチラホラ存在していましたね(当然グッズは売れず)、もっとも在籍した年数より離れてからの年数のほうが長くなった今はそんな心配をしても仕方ありませんが。
ロク田中


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