ホーム > 聴きましたよ。 > 2011年01月(2)


<< 願い >>


2011/01/06(Thu)

 紅白にも出場をした植村花菜の昨年の話題曲「トイレの神様」、年末の歌番組を中心に見る機会も増えついには単発ながら同曲をモチーフにしたドラマまで制作されました、またその紅白ではテレビサイズで終わる諸先輩を差し置いてかなり長い同曲がフルコーラスで歌唱されるなど嵐やAKB以外さしたる話題の無かった一年を代表する楽曲となりましたね。実は僕は最初話題になった時にはまったく興味を示すことはありませんでした、曲名くらいは聞いたことはありましたが楽曲を聴くところまでには至りませんでした、この年末に初めて耳にしたのですが流行った理由が何となく解った気がしたので今回取り上げた次第です。この曲は祖母との思い出を時系列でおっていった内容となっていますが肝となる部分は最後の方に出てくる歌詞にあると僕は考えています、祖母の教えを亡くなった今でも彼女が守り続けているという箇所です。ここ数年来の年輩層発であろうヒット曲にはかなり強いメッセージが込められています、アーティスト側からのメッセージでもあるのですがその曲を支持している層からの願いにも似たメッセージだと僕は捉えています。「こうあってほしい」、「こう思ってほしい」という部分の共感が強い曲がアーティストの年齢に関わらずヒットに繋がっているように見受けられるのです、もちろんそこにはメディアの多少の仕掛けも存在はしていますが。この「トイレの神様」においては自分の死後も残された家族(子供でも孫でもよいが)が自分を忘れないでいてほしいという気持ちが表れているように思います、教えの部分はアクセントに他なりませんね(反抗期がスパイス)。さてさて楽曲もさることながら初めてビジュアルを見ることになった植村花菜、おばあちゃんの教えは正しかったですね(あくまで僕的には)
ロク田中


<< オーバーホール >>


2011/01/27(Thu)

昨年はアーティストに限らず大物芸能人の休養のニュースが多くメディアを賑わしました、紅白で復帰を果たした桑田佳祐や復帰した番組が感動をよんだナインティナインの岡村隆史、ダウンタウンの松本人志などが長期休養後復帰し話題となった人達です。他では絢香に中島美嘉、大黒摩季とまだ休養中のビッグネームもいて芸能人と言えども人の子病には勝てぬようです。そんな中異色の理由で無期限の休養を発表し昨年で一旦芸能活動を終了したアーティストがいます、言わずと知れた宇多田ヒカルです。衝撃のデビュー以来10数年の永きに渡りトップアーティストの座に君臨していましたが「人間活動に専念する」という抽象的とも思える理由により無期限の活動休止に入りました、僕のような凡人にはその高い志はよく解らないので彼女の足跡について考えてみたいと思います。初めて「Automatic」を深夜の音楽番組で耳にした時に相当な衝撃を受けたことが今も思い出されます、当時16歳の女子高生だと知り「世の中には天才っているものだ」と非常に感服いたしました。上手く説明が出来ないのがもどかしいですが僕の中ではそのくらいPVが素晴らしい仕上がりだったのです、またやはり元歌手であった藤圭子の娘と聞いてさらにビックリ、僕はギリギリ母の藤圭子という人が解る世代ですがイメージとかけ離れた洗練された楽曲であったからです。同曲も収録されているファーストアルバムが日本音楽史に残る金字塔を打ち立てたのは周知の事実です(地域振興券のおかげか?)、彼女は生活の拠点をアメリカに置いていたためテレビ出演やライブなどを頻繁に行うアーティストではありませんでしたがそんな中で出す曲は軒並み大ヒットを飛ばしていたのですから大したものです(ただし初期の印象は超えられず)。ファンの人達には今回の彼女の決断は大変残念な結果だったと思いますが復帰の可能性がまったく無い訳ではありませんし案外動画サイトなんかを検索すると忘れた頃に楽曲を発表していそうな気がしますね。
ロク田中


 [前の3日表示]   [聴きましたよ。]   [次の3日表示] 



- 01 -