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<< 浸透率 >>


2010/07/08(Thu)

 開催前の低評価を覆し日本代表がワールドカップでグループリーグを突破、決勝トーナメント初戦で敗れベスト16に終わったものの日本中を大変な興奮の渦に巻き込みました。日本戦の視聴率も大変好調だったようで特に突破を決めた予選最終戦のデンマーク戦は夜中から明け方という放送時間にも関わらず40%超えとその盛り上がりの象徴に例えられました。日本戦に限らずNHKは開幕前から地上波でも多くの試合を中継しさながらワールドカップ一色となっていたと言っても過言ではありません(大会はまだ継続中)。そのNHKのワールドカップのテーマソングとなっているSuperflyの「タマシイレボリューション」に各方面に問い合わせが殺到し発売前にも関わらず着うたサイト等で緊急配信し多くのユーザーにダウンロードされていたようです(ちなみに僕もした)。7月に入り今年もいよいよ折り返しを迎えました、今月は毎年お馴染みの紅白予想の月でもあり(第4と第5週予定)上半期を振り返りつつ総括をしてみましょう。以前にも書いたとおり上半期のメディアは嵐とAKB48の話題で持ち切りでした、昨年辺りまでは漠然としか知らなかった人にもその露出の多さによって認知度は高まったと思われます(別にメンバーの名前など1人も知らなくて良い)。しかしその楽曲となると認知度はファン以外の層には途端に低くなります、上半期を賑わした男女のトップアイドルですらこうなのですから他の楽曲は推して知るべしです。別にNHKに気を遣っている訳ではありませんが紅白を見そうな人達にも広く知られていそうな今年の上半期を代表する曲としては今回取り上げた「タマシイレボリューション」と最近では意外に好視聴率な連ドラ主題歌であるいきものがかりの「ありがとう」に落ち着いてしまう気がしますね。ワールドカップの日本VSパラグアイ戦を中継しやはり高視聴率を叩き出したTBS、こちらのテーマソングはティアーズ フォー フィアーズの「シャウト」でした。またもやアラフォー世代を意識した選曲、昨年のWBCによほど味を占めたのかしら?
ロク田中


<< 引退危機 >>


2010/07/22(Thu)

 昨年屈辱の紅組全滅となった紅白大穴予想(子供枠はあったが)、今年もダメだと企画自体の存続が問われるのでいつも以上に気合いが入っております、今年はその紅組から。まずは上半期最大の話題曲を歌ったと僕が思っているSuperfly、次に絢香の代わりに(木村カエラももしかしたら出ないかもしれないし)ナウなヤングギャルに絶大な人気を誇っている西野カナ、上半期の着うたサイトでこの人の名を見ないことはありませんでした、当然カラオケでも人気なのでしょうし新たなファッションリーダーとしての側面も持ち合わせている人です。続いてSKE48(not AKB)、名古屋を拠点に活動するAKBの妹分でNBA48(こちらは大阪)と抱き合わせの1枠まで考えられますね、何しろハロプロ大旋風の頃にはさんざんユニットの登場を見せられたことだし。続いてBENI、西野カナ同様やはり若者に人気を誇ります、他に似たような印象のアーティストが多いのが難点ですが事務所の力で何とかなるかも、もはや美少女クラブに在籍していたのも懐かしい思い出です。後は本人の意志とは関係なく前半突如話題をさらうこととなった岡本真夜が懐メロ枠で登場するような気がします。はからずもデビュー15周年の最高の宣伝となった今年の前半の彼女、すでに生産されていた物を廃棄してまで作り直したアルバムがどのくらい売れたのかは定かではありませんが当然曲はいわくつきのあの曲で(間違っても「TOMORROW」不可)。最後にサプライズというほどではありませんが今年見られるかもしれない組み合わせを、坂本冬美with ビリーバンバンです。焼酎のCMソングにもなりロングセラーを続けている昨年も歌った「また君に恋してる」、年輩層だけでなく若い人にも認知(昔の天城越え現象)されていますがその元歌がビリーバンバン、一時期CMでもそちらが使われたりしましたが御歳暮変わりにこのくらいしてもよいでしょう(NHKはラジオの借りもあるし)。毎回予想時には全部当たりそうな気がしてるんだけどなぁ…
ロク田中


<< 今年のサプライズは >>


2010/07/29(Thu)

 一方の白組、紅組に気合いを入れすぎてあまり自信はありません(だからといって紅が鉄板なわけでは無いが)。まずはAAA(トリプルエー)、男女混合のダンスユニットですがここ数年安定した人気を誇っています、今年発売したシングルが小室哲哉の復帰作としても話題となりヒットしました。続いてヒルクライム、昨年の「春夏秋冬」ですっかり人気アーティストとなりました、上半期の着うた女王が西野カナなら着うた大王(?)はこの人達、毎年入れ替わりの激しいヒップホップ勢ですが今年は彼等の出番でしょう。次にASIAN KUNG-FU GENERATION、“アジカン”の愛称でサブカル層にも人気のロックグループで今年は映画主題歌でもあった「ソラニン」をヒットさせています、あまりテレビで見かけるアーティストではありませんがノミネートしておきます。去年まで出場するも諸事情により活動休止となった東方神起、メンバーの何人かでユニット活動はしていますが彼等の代わりとして超新星、別に韓流枠というわけではありませんがヒットも飛ばしているし先物買いで。懐メロ枠としては最近話題の玉置浩二率いる安全地帯で、話題性だけでなくドラマ主題歌をスマッシュヒットさせていますし往年のヒットメドレーでも良しとしましょう(年末までに離婚していなければ)。最後にサプライズ枠として加山雄三とザ・ヤンチャーズを挙げておきます。歌手としても何度も出場していますし司会を務めた時には紅白史に残る伝説の迷言(少年隊の曲紹介時)を残している大御所ですから目新しさもサプライズ感も正直無いでしょう。しかしこのザ・ヤンチャーズの構成があまりにも豪華、加山氏の芸能活動50周年を祝って結成されたユニットなのですが谷村新司にさだまさし、南こうせつに森山良子、加えてTHE ALFEEと紅白常連のめまいがするほどのメンバー。このメンツがステージで一言も発せず演奏して去っていく(もちろん個人としては紅白に選ばれず)、これこそ一番のサプライズなような気がしますねぇ(しゃべりが達者なメンバー揃いだから無理でしょうが)。
ロク田中


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