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2010/03/04(Thu)

 紅白初出場をはたした数年前以来巷でのAKB48の露出が増えてきました、最初のうちはアキバ系と呼ばれる独特の文化を表すキーワードとしての語られ方が多かったのですが認知度が高まるにつれタレントとしての活躍の場が増えてきました。ゴールデンタイムではまだ見かけませんが深夜枠では何本か冠番組も持ち現在を代表するトップアイドルという評価となっています。人気は国内だけにとどまらず海外でも〇〇48を作らせてほしいというオファーが殺到しているようでもはや一つのフォーマットとして高い評価をされているようです。多少の下積み時代はあったものの総帥の秋元康氏が自ら仕掛けたおニャン子を含め過去のアイドルユニットの良い部分を取り入れた集大成ユニットとして成功をおさめたと言っても過言ではありません。彼女達がメディアに過度に露出するほどそれまでトップアイドルの名をほしいままにしてきたモーニング娘。(というよりハロプロ)の凋落が際立って見えてなりません、もちろんコアなファンに支えられていてまったく鳴かず飛ばずといった訳では無いのですがここ数年ハロプロ勢の不振が目につきます。1999年に「LOVEマシーン」のメガヒットによりモー娘。がSPEEDからトップアイドルの称号を奪取、松浦亜弥や藤本美貴、その他のメンバーを含め当時のハロプロ勢は正に飛ぶ鳥を墜とす勢いがありました。事実上の人気のピークはその後3年ほどでしたがユニットとしては他の追随を許さぬものがありました。しかし昨今は後続にトップの座を譲りまた既にハロプロを卒業したメンバーを含めてもよく見かけるのは矢口、辻、藤本、里田と極々一部となってしまいました、月日の無常さを感じざるを得ませんがその反面10年以上の長きに渡りアイドルを作り続けていることは賞賛に値します、ずっとハロプロについて触れることを禁じ手としてきましたが今回取り上げたのはこれが理由です。さて前出のAKB48、わざわざ秋葉原に行かなくとも目にする機会が増えたのは良いのですが数が多すぎてちっとも覚えられません、現在顔と名前が一致するのはたったの1人…アイドル好きの看板を下ろす時がやってきたか…
ロク田中


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2010/03/11(Thu)

 今回はドリカムの「LAT.43゜N〜forty three degrees north latitude〜」です(ハァ長い)。B'zと共に90年代以後のJ-POPシーンを牽引してきた言わずと知れたモンスターユニット、今でもあまた見られる女性ヴォーカル1人に男性演奏メンバー2人の計3人組といういわゆる“ドリカムスタイル”を築いた先駆者でもあります(本人達は現在2人組)。当然世間に知られている曲も数多くカラオケでも定番と呼ばれているアーティストです(若い人達の間では微妙だが)。「そんなに有名なドリカムをなぜ取り上げるのか?」と思われても不思議ではありませんが理由があります、彼女達も初めからモンスターユニットでは無かったというのがその理由です。彼女達のデビュー後のシングル数曲はさほど話題にはなりませんでした、もちろん先物買いで応援していたファンも少なくは無かったのですがブレイクはドラマ主題歌に使われた「笑顔の行方」からでした。今回の曲はその1つ前という正にブレイク直前のシングル曲であるためあまり知られてはいないかもしれません、ベスト盤には収録されているのでブレイク後にあらためて評価された可能性もありますがあまりカラオケで歌っている人を見たこともありません(コアなドリカムファンは別でしょうが)。人気アーティストであるからと何でもかんでも無条件でヒットするというのも腑に落ちないところがありますが知名度が低いという理由だけで評価が低いのも残念でなりません、アルバム全曲を網羅しろとまでは言いませんが時にはブレイク前の曲や陰に隠れた曲に目を向けて見ることも必要なのかもしれませんね。さて海外のどこで流行らせるか?これは文字通り“北緯43度”にある都市が良いでしょう。試しに調べてみました、え〜とアメリカのニューハンプシャー州にあるコンコードにカザフスタンのアルマティ…ピンと来ないなぁ…地元のラジオ局でヘビーローテーションで流してもらえばどうにかなるかしら?
ロク田中


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2010/03/25(Thu)

 先月の中旬から末にかけては日本中の話題はバンクーバーオリンピック一色となっておりました、特にスケート陣の活躍により大いに盛り上がりましたね。時差の関係で主に昼間に中継がされていたため結果を夜のハイライト番組で知ることが多かったのですがそんな中リアルタイムで見ていたものがありました、開会式です。とはいえぼーっと見ていただけでしたがある瞬間に画面に目が釘付けになりました、セレモニーの一環としてアーティストのブライアン・アダムスが登場した時です。開催国であるカナダ出身のアーティストとして女性アーティストとパフォーマンスを披露、懐かしさを覚えるとともに彼が活躍していた1980年代後半に思いを馳せながら見てしまいました。マイケル・ジャクソンやマドンナと一部の極めてレアなケースを除き80年代から現在まで30年近くずっとメディアに登場し続ける難しさは欧米も日本も変わりはありません。特に欧米はアルバムリリースのサイクルが長かったりするのでちょくちょくメディアでお見かけすることはありません、今ではBSで放送されている洋楽チャート紹介番組が地上波でやっていたころは見る機会もありましたがそれもだんだん減ってきてしまいましたね。数年前から続くアラフォー世代をターゲットにした80'sブームのおかげでCDが多くリリースされたりラジオで懐かしの曲が流れたりすることはあってもその人達の現在の姿を見られるチャンスはなかなかありません(昔のビデオクリップならたまに見られる)。単なるノスタルジーになっているのは承知していますがやはり現在でもアーティスト活動を続けているのであれば時折は元気な姿も見たいものです。もちろんその時には若い頃とのイメージのギャップなどいろいろな現実が突きつけられるのも覚悟しなくてはいけません、しかし聴く側も同じように年齢を重ねているので大きなことは言えませんが。
ロク田中


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