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<< 意外な伏兵 >>


2009/10/01(Thu)

 麻生前首相の置き土産とも言えるエコカー減税、各メーカーが争うようにCMを流して購買意欲を煽っています。その中であるメーカーのCMが大変気になっておりました、“子供店長”なる少年が登場するものです。インターネットで調べてみて現在も好評放送中の大河ドラマ「天地人」で主人公の幼少期を演じた加藤清史郎という少年と解りました(最近は本当に便利だ)。あまりの反響により再び妻夫木聡の子供役として再登場しているくらいの人気ぶりだそうです(僕は残念ながら見ていない)。そのせいもあるのでしょうか彼と“あんくる☆させ”なる人物がユニットでCDを出しました、特にNHKでは「みんなのうた」のマンスリー曲として頻繁に流したり自局の歌番組や子供向け番組にも出演させたりしています。あるドラマ等をキッカケにして1人の子役が人気を博すことは昔から珍しくはありません、その延長上で歌を出したケースも多々ありました、もちろんこれは大人の俳優でも同じことではありますが。昔から天才子役と呼ばれてその時代にもてはやされてきた人達は数えきれません、昔なら杉田かおるや斎藤こず恵、比較的最近なら安達祐実にえなりかずきがそう呼ばれていたでしょうか(美空ひばりはさすがに僕の範疇外)。もちろんここ数年に絞ってもドラマ視聴率の良さで話題になったもいますが男の子の子役は実は意外と立ち位置が難しいようです。成長期になるにしたがい変声期をむかえて世間のイメージから変わってしまったりするからです、それをその子の成長として好意的にとらえてくれればよいのでしょうが、とはいえ子供店長はまだ8歳ですからその心配にはまだ早いでしょうが。さて作曲者でもある“あんくる☆させ”こと佐瀬寿一なる人物、僕は大変興味津々です。多くの方はご存じ無いでしょうし「誰?」と思われるでしょうが皆さん彼の作った曲は1度は必ず耳にしたことがあるはず。昭和歌謡史の金字塔である「およげ!たいやきくん」の作曲も手がけた方です、これは紅白の超大穴に急浮上か?
ロク田中


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2009/10/15(Thu)

 今回は田村直美です、バンドブーム全盛の頃PEARLのヴォーカルとしてCMソングでもあった「プレシャス・ラブ」等をヒットさせた後にソロ転向、1994年にやはりCM曲であった「永遠の一秒」で再ブレイクしたのを皮切りに立て続けにヒットを連発しました。中でもアニメ主題歌であった「ゆずれない願い」が一番有名な楽曲だと思われますが突き抜けるようなヴォーカルで一時期大変な人気を博しました。アーティストの代表曲というのは以前も書いた通り売上が一番だったものであるとは限りません、もちろんどの視点で見るかによって意見が分かれてくる場合も多々あります。しかしこれがカラオケという視点に目を移すと若干ニュアンスは変わってきます、今や場末のスナックですらカラオケと言えば通信カラオケが当たり前となっています、歌える曲数も昔に比べれば格段に増えていて人気アーティストとともなればアルバム曲まで網羅されていて1人(1組)で50〜60曲収録されている人も決して珍しいことではありません。その反面代表曲が1曲くらいしか無い往年の歌手達の曲は削られていく傾向にあります、これは単純に歌われなくなっていることに原因があるのは自明の理です。問題は当時は何曲も入っていたのに段々収録曲数が減っていってしまっているアーティストです、これとて理由は上記の通りであることは言うまでもありません。しかしよく見てみるとアニメ主題歌に使われていた曲は意外と残っていたりします、これは別にアニメコーナーがあったりする事に他ならない気がしますね。田村直美も先に挙げた「ゆずれない願い」はいまだに健在です、この曲は「魔法騎士レイアース」というアニメの主題歌でした、そのアニメがどのくらい語り継がれているものかは解りませんがこんなところに理由があるのかもしれません(確かに一番売れた曲だが)。
ロク田中


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