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2009/09/03(Thu)

 当方の事情で1週ずれました、申し訳ありません、今回はSAYAKA(現 神田沙也加)の「ever since」を御紹介します。遡ること7年前松田聖子の娘として華々しくデビューした彼女、ドラマ主題歌としてタイアップも取りつけヒットしたのがこの曲です。その後もコンスタントに曲をリリースしていましたがここ最近は舞台を中心にすっかり女優業の方に立ち位置がスライドしてしまいました。初めてこの曲を聴いた時に「やはり遺伝子というものは凄い」と感嘆せざるを得ませんでした、そのくらい声質や歌い方の微妙な部分がよく母親に似ていたからです。ルックスも父母の良いところを受け継いでいるのでこれでトップアイドルの道まっしぐらかと思っていました、実際当時はドラマや映画、歌番組に引っ張りだこでしたが徐々に世間から忘れられたような存在になってしまっていて残念です。もちろん父母の名前が大きすぎるということがあるのですがそれ以上に彼女自身に傑出した部分が無かったということが敗因に挙げられるでしょうね。母親が歴代でも1、2を争うほどのトップアイドルだったためか敢えてアイドルという売り方を取らなかったのでしょう、あまりにも解りやすい比較対象に陥ってしまうからです。しかし今更ながらではありますがもっとアイドル的売り方をすればもう少し違った展開が見られたように思われます、出だしの頃のお菓子のCMで見せたアイドルっぽさは通用するものに見えたからです。とはいえタラレバと結果論で物事を語っても仕方ないのでこれからに期待したいところですがもう歌の方はやらないのかしら?まだまだ若いことだしいっそ母である聖子の楽曲のカヴァーとか(それこそあまりにも安易な企画か)。
ロク田中


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2009/09/17(Thu)

 今回は久々のアイドルネタでチェキッ娘を御紹介します(前回のSAYAKAは違うのかって?まぁまぁ)、今からほぼ10年前に1年間限定(とされてしまった)でフジテレビ発で仕掛けられたアイドルユニットで篠原ともえが名付け親でした。やはりフジ発であったオールナイターズを中興の祖とする番組発の束物アイドル、おニャン子クラブやモーニング娘。はあまりにも有名ですがその他も多々存在しています(現在も受け継がれている)。そのユニットとしての爆発力は上記2グループを凌ぐ存在というものは見受けられ無いのですがグループから離れた後の個人の知名度となると若干の違いが生じてきます。工藤静香や渡辺満里奈、国生さゆりは現在も活躍している“元 おニャン子”ですが人数から考えると現在残っている人は大変少なくなってきています(後は渡辺美奈代と城之内早苗くらいか)。同じくフジ発の乙女塾からは永作博美(元 ribbon)に三浦理恵子(元 CoCo)がいますしテレ朝発の桜っ子クラブからは菅野美穂や中谷美紀という今ではトップ女優の仲間入りを果たしている人達が輩出されています。対するこのチェキッ娘、ユニット活動当時もさほど話題にならなかったのですがその後芸能界で見かけるのも本人からして“崖っぷちアイドル”と称しているくまきりあさ美くらいです。普通はユニット解散(卒業)後はソロ活動がそれなりに取り上げられたりするものですがその知名度の低さからか悲しいほど話題になりませんでした(1人電波少年の企画で見た)。女性は結婚して芸能活動から遠ざかったりするので致し方ありませんがあまりにも寂しすぎますねぇ。もっともさしたる売れっ子でなかった彼女達はまだいい思い出で済ませられるだけ幸せかもしれません、当時抜群の知名度を誇りなおかつ芸能活動を続行しているにも関わらずまったく巷で話題にならない人に比べれば(男女問わず)。
ロク田中


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2009/09/24(Thu)

 近頃更新が遅れがちになり申し訳ありません、今月はずっと企画になってしまいましたが今回は15年程前に一部で人気を博したアニメソングを取り上げます。当時もすでにアニヲタと呼ばれる人達が存在していたのですがそこで話題になっていた「BLUE SEED」というアニメの主題歌であったTAKADA BANDの「カルナバル・バベル」です。「本編の内容とは関係ありません」と言わんばかりのタイアップ曲が多い中ではかなり異彩を放った曲で一部アニメファンの間では注目されていた曲でした。ここ数年気になっていることなのですが毎週のようにアニメ絡みの楽曲がチャート上位にランクされています、主題歌やエンディング曲だけでなくアニメのキャラ(当然声優)が歌っている設定のものや声優自身の歌うアニメとは関係の無いオリジナル曲などその様相はずいぶんと変わってきました。特に世のCD不況の中においてはジャニーズと双璧と呼べるくらい確実な収益を見越せる市場となっています、もちろんテレビで見たことのあるアニメ(自分も見ている)もあるのですがその多くは美少女物と呼ばれるもので深夜にやっている物かオリジナルビデオ(DVD)物だったりします。以前にもアニメ=子供向けという概念はとうに崩壊していることについては触れましたがちょっと考えさせられることがあります。毎年様々なアニメがファンの中でブームとなります、流行という観点から見れば当然のことです、しかしその中で未来永劫語り継がれるものがどの位あるのかは甚だ疑問です、これは楽曲のみならずアニメ自身にも言えることです。後の歴史が判断する事なのでしょうがこれからの世代に継承されるかもしれないものはいくらあるのでしょうね、まぁアニメの殿堂とやらが出来れば事情は変わってくるとは思いますが。
ロク田中


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