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<< 洗脳 >>


2008/6/5(Thu)

 先月前半から続いた水谷豊ブームが一段落したかと思ったらこの半月ほど綾瀬はるかと三谷幸喜(with 佐藤浩市の時も)が毎日のようにテレビに出ずっぱりでした(綾瀬ブームは終了)、どちらも映画のプロモーション活動の一環で放送局を問わず「これでもか!」と言わんばかりの出演でした(三谷氏はNHKにまで)。これだけ宣伝すればさぞそれぞれの映画は好評なことでしょう、実際どうかはさておきあまりにも露骨すぎますねぇ。水谷豊や綾瀬はるかはあくまで出演者ですから中には本人の意図しない番組に出演させられたケースもあったことでしょう、また監督として精力的に出演しているように見える三谷氏ですがこれとて同じことは言えます。ようはプロモーションという名に乗っかった振りをして安直にゲストに呼ぶメディア側の姿勢に問題があるように思います。ここ数年特にメディアの資質が問われ話題になることが多くなりました、例えばもう10年近くお笑いブームが続いていると言われています。毎年多くの芸人がその年なりの旬を迎えますが“人気者”という名を良いことに毎日のようにテレビに出演します(今は特にバラエティーが多いし)。しかしそれによる過度な露出で飽きられるのも早く多くの一発屋を生み出しているのもメディアです(エドはるみとナベアツももう飽きられてきてるだろう)。確かに事務所の売り込みやバーターによるものも多いでしょうしタレント側も使い捨てが宿命なのを承知しているのかもしれません、それ以上のステップアップが出来ないのは本人の資質によるところも大きいのでしょう。ただ同じタレントを使い回し他局と似た企画を作り続けるのは思考停止にも受け取れます、よほどそのタレントのファンで無い限り「もういいよ…」と思ってしまいますしね。さてこの映画のプロモーションを兼ねたテレビジャック、次の候補は松本潤、山下智久のジャニーズ勢かな。
ロク田中


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2008/6/12(Thu)

 え〜と、5年前かぁ、そんなに懐かしい気もしないでしょうが今回はI WISHのヴォーカルだった川嶋あいです。この年今でも放送中の人気バラエティーの主題歌に使われた「明日への扉」をヒットさせました、それまでほぼ無名と言ってもいいアーティストがタイアップのおかげでいきなりメジャーシーンに浮上することは枚挙にいとまがありませんね。この川嶋あいもこのヒットをキッカケに人気アーティストになるだろうと僕は思っていました、ソロ活動が本格化してからは特にその思いは強く注目して見てきました。しかし現時点での結果としては確かに内野安打くらいのヒットはそこそこ飛ばしますがそれほどのブレイクには至っておりません、2年前に紅白大穴予想(来月開催)に推したくらいでしたがやはり世間との温度差は否めません(ちなみに僕は大ファンという訳ではない)。ユニットからソロへの転向の際にはやはり前身のユニットのパワーでその後が決まります、所属グループに相当数のファン(浮動票含む)がいた人は成功が約束されたようなものでしたがそこまでの人気が無いとやはりいきなりブレイクするのは難しいようです(人気ユニットからの転身でも空振り例は多いが)。特に彼女は偶発的とも思えるヒットだったのでなおさらでしょう、世間は高視聴率の人気バラエティーの挿入歌という部分を評価していたに過ぎないのかもしれません。とはいえ彼女はまだ20代、まだまだこれから大ブレイクの可能性もあるので覚えておいて損は無いですよ。さてこの川嶋あいと同じインディーズレーベル所属で妹分にあたるアーティストでCHiYOという人がいます、以前御紹介しましたがトップに立つと言われた2007年もあっという間に過ぎてしまいました(もちろんトップに立つどころか話題にもならず)、インターネット配信などで頑張っているようですがこちらの方が心配だわ。
ロク田中


<< めざめ >>


2008/6/26(Thu)

 先日通勤電車に乗って座っていると目の前に立っていた女子高生2人組が音楽の話題を始めました、「ジャニーズあたりのファンかな?」と何とはなしに聞いていると日本のヒップホップグループの名前が挙がりその後は洋楽のR&Bアーティストの話題に。ん〜、いつの世もサブカル志向に走る時期があるんだなぁと昔の自分に照らし合わせて微笑ましくなりました。アイドルとミーハー街道一直線の僕ですが(本質は今も変わらない)やはりそういう時期は存在していました、高校生になりクラブの先輩の影響もあり洋楽を聴くようになり邦楽もそれまではメディア発信の歌謡曲中心だったものからロックも視野に入れて聴くようになりました。誰でもそうだとは言いませんが大なり小なり経験した過程のように思います、それまでのものに飽き足りなくなり音楽性の高い(と言われるもの)に刺激を求めマイナーでアンダーグラウンドなものを良しとする傾向が先ほど言ったサブカル志向というものです。特に洋楽への憧憬が強くなり邦楽でもより洋楽に近いもの(カヴァーではない)を優れたものとするきらいがありますね。もちろん環境もあり物心ついた時から洋楽一辺倒ということもありますし全く洋楽を聴かないということも当然あります、ミーハー度が高い場合や環境に流されやすい場合(僕は完全にそう)はこれに陥るケースが強いですね。単なる一過性のものになるかその後深く突き詰めていくかは本人の資質によります、僕の場合は高校生の頃の洋楽ヒットチャートのイントロクイズならそこそこ答えられる自信がありますがそれ以外の時期は全く解らないという完全な一過性で終わりましたが。さて先ほどの女子高生の会話には続きがあり最近僕の気になっている洋楽のCM曲の話題になりました、やはり好感を持っているようで内心「まだまだナウなヤングのセンスを持ってるな」と喜んでいたら「オジサンが歌っててさ…」と言われショック!そうですか、Coldplayはオジサンですか…
ロク田中


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