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2008/5/1(Thu)

 このところ安室奈美恵が久々に気になって仕方ありません、別に以前から大ファンだったというわけでもないのに理由があります。彼女の全盛期は10年ちょっと前であったのは言うまでもありません、「アムラー」と呼ばれたフォロワーを生み出したほどのファッションリーダーとしても知られています。彼女の結婚、出産による休業と入れ替わるように浜崎あゆみや宇多田ヒカルというカリスマシンガーが登場しました(時期に若干のズレはある)、売上的にその前ほどの爆発力が無くなったため一時代が終了したように言われてしまいました。実は僕の認識もその程度でそれまでは彼女の楽曲をよく聴いていたのですがだんだん離れたのも事実です(まぁSPEEDに夢中になったのもあるのですが)。だいたい一区切りあったアーティストというものはそれまでの輝きを失ってしまうものです、なるほど、この安室奈美恵もミリオン連発の頃から見ると結婚後のセールスが振るわないことは否定出来ません。しかしフェードアウトしてしまいがちな他の歌手と違い新曲を出せば確実にチャート上位に食い込むところをみるとどうやらスライドに上手く成功したようですね。彼女が人気絶頂の頃僕はアイドルとしてとらえていました、もちろん年齢が若かったということもありますが80'sアイドルと形の違う今風(当時の)のものであったとの考えは今でも間違ってなかったと思っています。若さを武器に旬が命ともいえるアイドル歌手の多くはその方向転換に苦しみます、だいたいはイメチェンに失敗しネームバリューのある地味なセールスのアーティストというキャラに落ち着き(女優に色気をみせたりすることも)同世代以外からの評価が芳しく無いことがほとんどです。彼女は楽曲は進化したにも関わらずむしろ世間の評価は以前よりアップしたという歴代でもあまり類をみない珍しいアーティストとなりましたね(セールス的に落ち着いてるのは昨今の御時世でしょうがない)。あとはこのまま40、50まで行ければ…(彼女の体力が保つのか?)
ロク田中


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2008/5/8(Thu)

 日本中(世界中?)が日韓ワールドカップに熱狂した2002年、この年からはRAG FAIRです。ゴスペラーズの活躍を受けたものかこの頃テレビ番組を始めとして世の中にちょっとしたハモリブームが起きていました、昔のような単なるコーラスグループの枠に留まらず進化した形のものになっています。歌だけのものにベース音にあたるリズムを刻むパートが足されただけでなくボイスパーカッションと呼ばれる楽器担当のパートが加わり曲に厚みが増すようになっていました。ブームと呼ばれるものは数多く存在しました、特に体験型のブームが起こると多くの人達が俄か〜に変身します(ex サーファー)。これは音楽シーンにも当てはまることで成功した先駆者が登場するとそこを目指したくさんの人がその事象を始めます。ブレイクダンスからヒップホップダンスへと変わりましたが多くの若者が街中で踊り、ゆずの成功を受けそこここの駅前でフォークギターを携えた若者が歌っている光景は今でも珍しくありません。自分の声のみで勝負が出来るこのハモリブームの頃にも多くのボイスパーカッショニスト(そんな呼び方するのか?)が技術を磨き新技を編み出し競い合っていましたね、もっとも街中で練習している姿は見かけませんでしたが。ちょっと前にもエアギターブーム(まだ続いてるのか?)なんてありましたがこれから流行りそうなパフォーマンスを1つ、ビヨンセの踊りや松浦亜弥のライブシーンを完全コピーするタレント達がウケていますがこれからは完コピブームが来そうです、ただしただの宴会芸になってしまいそうな気もしますが。さてこのRAG FAIR、本人達にその気さえあれば大変息の長いアーティストになれそうです。特に未来の懐メロ番組には欠かせぬ存在になりそう、目指せ第2のダークダックス!(ボニージャックスでも可)
ロク田中


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2008/5/18(Sun)

 最近久々に映画館で映画を見てきました、何かと巷で大評判の「相棒」です。映画の感想はこれから見る方もいらっしゃるかもしれないので差し控えますが宣伝を兼ねてかここのところ主役の水谷豊がよくテレビに登場しています。僕等の世代には「熱中時代」等当時の視聴率を稼げる人気俳優としてよく知られています。その「相棒」が公開されてしばらくたちますが他局も(制作テレビ朝日)含めまだまだ水谷豊をテレビでよく見かけます、今の業界は随分心が広いなと思っていたら久々に歌手活動にも力を入れるようでそのプロモーションでもあるようです。彼には「カリフォルニア・コネクション」というヒット曲があります、本人出演の人気ドラマの主題歌でした。昔は僕もカラオケの十八番としていた曲でした、水谷豊の歌唱力はお世辞にもプロの歌手にはさすがに勝てるものではありませんが当時の思い出も含め名曲の1曲として今でも心に残っています。水谷豊もはや50代ともすれば大御所の俳優のイメージのほうが世間には浸透していることでしょう、しかしここ一連のプロモーション活動により彼の素の部分が見えたことに伴いプチブームが起きているように思います(歌手活動再開もその一環でしょう)。マスメディアというものは現金なもので流行に敏感です、いかに仕掛けるかを争い仕掛けにいかに乗るかも争っています。そのメディアの数多い仕掛けの中から取捨選択するのが僕等一般人に出来る唯一の行動です、何も考えずに仕掛けに乗るのはどうかと思いますが時には仕掛けに乗るのも面白いですね。雨後の筍のように出てくるものから自分に合うものを見つけることが大事なことです、相手がそのヒントをくれますし。さてこの「相棒」、友達に勧められテレビ版を見るようになったところに映画が公開されました。もちろん水谷豊が好きな俳優だったこともありますが見に行ったのにはもう1つ理由がありました、それは好きな女優が出ていること、久々に萌え〜(死語)。
ロク田中


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