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2007/4/5(Thu)

先日来生たかおファンの友人と話をしていた時のことです。来生氏にはセルフカヴァーアルバムがあるのですが原曲を聴いてみたい(いわゆる提供曲)という相談を受けました。何曲かは所有していたためOKをするとどうせなら他の曲も知りたいということに。手持ちのCDを片っ端から捜索の結果主にアイドルにではありますが何曲か発見することが出来ました(まぁ僕はアイドルしか持ってないんだけど)。久しぶりに聴く曲あり、新たな発見ありと僕もぜひ尾崎亜美でやろうと誓いました。最近のアーティストにはあまり見られない傾向ですがフォーク、ニューミュージックからの系譜の人達には他の人への楽曲提供がよく見られました。提供する相手のタイプにもよるのですが普段の彼等の曲にはないパターンがあったりしてなかなか面白いものです。今回感じた2つの点について書いてみたいと思います。1つ目は「これは本人はカヴァーしないだろうなぁ」というもの。特にアイドルというジャンルの人達に提供する場合は相手のイメージに合わせたオファーが多くなります。比較的軸がブレないタイプの来生氏にも何曲かはアイドルの王
道ライン上となる曲が存在しましたね。もう1つは「よくこのオファーを受けたよな」と思わされるケース。例えば竹内まりやのように割り切っていたり大瀧詠一や細野晴臣のように完全に遊んでしまう場合は除きその人の世界観や実績を全否定されてしまうような地雷に当たる場合が出てしまうからです。来生氏は中森明菜や河合奈保子への佳曲の提供で有名ですが彼にもそんな地雷は存在してました。メジャーな80'sアイドルを語る時に歌唱力ワースト論争というのがよく起こります。大体名前が挙がる人は決まってますが(ここではあえて名を秘す)他方面での活躍のイメージが強すぎて盲点となっている破壊兵器が実はあります。武田久美子に来生メロディーはもったいなかったなぁ…
ロク田中


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2007/4/12(Thu)

 この年から元号が平成になりいよいよ今に続くJ-POP文化が花開きます。そんな平成元年からはまず爆風スランプを取り上げます。爆風銃(バップガン)とスーパースランプという2つのバンドが母体となり結成され(シャ乱Qみたいだな)このころすでに人気バンドとしての地位は確立していましたが同年今でもよく耳にする「Runner」をヒットさせました(最近もCMの変なカヴァーで聞く)。この爆風スランプの世間のイメージする代表曲というのはやはり同曲か「大きな玉ねぎの下で」になるのではないかと容易に推測されます。しかし僕の思う彼等の本質は別のところにあります。この「Runner」の後にヒットする「リゾ・ラバ」や12インチシングル(死語)の方が有名な「無理だ」のようなコミカルな曲に持ち味が生きていたのではないかと思っています(決してマジメ路線が悪いという意味ではない)。彼等が広く世に知られたのはCM曲でもあった「うわさに、なりたい」でした(マジメ路線)。御多分に漏れず僕もその頃知りアルバムも聴くようになったのですがその内容のユニークさにハマってしまったことが懐かしく思い出されます。本人達は意図してコミックバンドの線を狙っていたわけではないのでしょうがそんなコミカルなアルバムの中に収録されていたからこそ「大きな〜」が今でも珠玉の青春バラードとして評価されている気がしますね(その遊び心がパッパラー河合氏の女王様につながる)。さて、この爆風スランプも途中でメンバー交代がありました。別が江川ほーじん氏からバーベキュー和佐田氏(多少の誤字はお許し下さい)になったのですがバーベキュー氏の元いたバンドのTOPS、正式名称が「東京大阪パーデンネンスペシャル」というのですが覚えてる方いらっしゃいますか?
ロク田中


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2007/4/19(Thu)

 放送局は番組改正の時期です。世間を賑わした事件などもあった影響か各局ドラマに限らず大幅なテコ入れをしてきました。皆さんそれぞれ楽しみにしている番組などもお目見えしているでしょうが僕も2つできました。1つは前作も見ていた東山紀之のドラマ「喰いタン2」、そしてもう1つは「ケロロ軍曹」の放送時間の変更です。以前放送していた土曜の朝10時に戻ってきましたが去年から会社が週休2日制を導入したため今度は毎週見られるようになり大変喜ばしいことです(ささやかな幸せだ…)。それに伴ってなのか主題歌が以前御紹介した「ケロッ!とマーチ」の続編に変更されていましたね。前回はいはたじゅりというナウなヤングギャルとK-1でお馴染みの角田信朗氏のコンビでしたが今回はこりん星のプリンセスと俳優の財津一郎氏のコンビになりました。前作は歌詞のあまりのバカバカしさ(と言ってもツボをついたあるあるネタ)に大ハマリしたので今回も楽しみに聴かせていただきました。結論から言うと良く言えば忠実な焼き直し、悪く言えば完全な二番煎じとなっています。1つ1つの歌詞が前作を受けての構成になっているので目新しさの部分に欠けるものの世界観を損なうことは無くむしろプリンセスのキャラと知名度も手伝って話題にはなるでしょう。ドラマと違って別に話の中で流れるわけではないのでそんなに気にならないと言えばそれまでですが。さて今回改めて持ちギャグというのは永遠に語りつがれるのだと思い知らされました。財津氏の往年のギャグが折り込まれているのですが40年(!)ほど前のアニメ「花のピュンピュン丸」の主題歌を同氏が担当した時にも同じフレーズが使われていましたので。
ロク田中


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