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2007/12/6(Thu)

 8打数2安打かぁ…ちょっと中途半端だなぁ。今年の紅白の出場歌手が発表になりました、僕の予想からは中川翔子と槇原敬之が出場し紅白1組ずつの的中にとどまりました。密かに自信のあった東方神起とチャットモンチーが選ばれなかったのは予想屋としては不本意ですが7月の段階では超大穴と思われていた前出2人を当てただけでも穴屋の面目躍如と思っています(せめて自分だけでも褒めておこう)。今回は大人の聴ける歌を意識したらしく寺尾聰やあみんという懐メロ勢の復活や(寺尾はあくまで歌手としては)馬場俊英やすぎもとまさと(作曲家として有名)の初出場とちょっとしたサプライズもありました。その反面ハロプロから3組選ばれたり(モー娘。本隊含む)リア・ディゾンやAKB48(まさか出るとは)に前出の中川翔子と一部層に人気のアイドル達(一説によると3組で1枠とも)を選出したりとある意味開き直りとも取れる人選をいたしました。相も変わらず巷では目玉がいないなどの声が挙がるのでしょうが後者はともかく前者に関してはこれで良しと僕は思っております。僕達が子供の頃のように家族揃って紅白を見るという習慣のある家庭は徐々に少なくなっているのではないかと考えます、確実に見てくれそうな年配層やこれから見るようになる世代にターゲットを絞っていくのであればこの方法はかなり効果的です(曲も特に新曲にこだわる必要も無し)。自分の好きなアーティストの時だけ見てその他の時は裏番組を見たりするであろう若い世代よりはずっとそのチャンネルを付けてくれているであろう世代を重視するのは至極当然の流れのように思いますね、しかし話題性に欠けるのも事実でどうしても見たいという人もいませんね(あみんや米米クラブが目玉ってことも無いでしょう)。さて本番当日に槇原敬之が「世界に一つだけの花」を歌わなくても的中として認めてくださいね。
ロク田中


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2007/12/13(Thu)

 ちょうど10年前にあたるこの年からはまず猿岩石を挙げましょう。御存知の方も多いでしょうが現在はこの猿岩石というコンビは解散していて1人(有吉)は芸能界にとどまっていますがもう1人(森脇)は芸能界を引退しております、じゃあ前回(マイラバの回)に言ったことと矛盾しているように思われるでしょうが敢えて取り上げたのには理由があります。この年あたりから今に脈々と続くお笑いタレントブームが起こります(決してお笑いブームではない)。以前にあった漫才ブームはあくまで最初は本業が評価されてのものでしたが(後に個々に違う路線を歩み出すが)この頃起きたブームはお笑いタレントを鑑賞するという似て非なるものであったと思われます。当時大変人気のあったボキャブラ天国の効果も相まってその流れは加速していきます。この2人もテレビ番組の企画によって一瞬アイドル的人気が出てこの曲以外にも企画をまとめた本も大ベストセラーとなりました。もちろん本業の漫才やコントの部分を忘れていたわけではないのでしょうが(いや、忘れていたか)実力以上の人気が出てしまったがためにブームの終息とともにあっという間に忘れられてしまいました。彼等自身この後も何曲も歌を出しましたし彼等を生んだ番組も似たような企画で何組もの若手芸人を送り出しましたが二番煎じの感は否めず大きな話題にはなりませんでしたね。現在でも毎年入れ替わり立ち替わり旬と呼ばれる芸人が出てきますが1年もすると新しい人に取って代わられ一発屋の烙印を押されていますなぁ(そんなの関係ないか)。さてこのコンビを引っ張り出す肝はすでに引退してしまったほうですね、当時の主ヴォーカルであっただけではありません。芸能界で一度オイシイ目を見ているのでなかなか普通の生活には戻れないでしょうからねぇ、意外に早いタイミングでテレビに出てくるかもしれないっちゅうの。
ロク田中


<< 完全視聴 >>


2007/12/20(Thu)

 前御紹介したドラマの有閑倶楽部を結局全話見てしまいました。1話目からかなり原作とは違ったストーリーでどんなもんかと思っていたのですがまぁまぁ楽しいアイドルコメディドラマでしたよ、とはいえ若干の違和感は拭えなかったのは事実です。という話を年頃のお嬢さん(大のジャニーズファンらしい)を持つ知人にしたところ原作を全く知らないため面白く鑑賞していたそうです。それを聞いて思わずはっといたしました、音楽でもそうですがカヴァーやリメイクという類のものを見聞きした時に人は自分の経験則にどうしても照らし合わせてしまいがちです。自分が見た(聴いた)オリジナルと比較してイメージと違うと言って否定しがちになってしまいます(当然印象が強いし)。しかし同じ形態を借りた全くの別物だと思えば肯定もできるわけです(好き嫌いはまた別の話)。例えば80年代終わりから90年代初頭に実験的とも思えるカヴァー曲が何曲か発売されました。有名なところでは森高千里の「17才」、斉藤由貴の「夢の中へ」、荻野目洋子の「コーヒールンバ」がそれにあたります。往年の名曲達をアイドルポップにアレンジしたもので最近でいうと島谷ひとみの「亜麻色の髪の乙女」もこのラインにあたります。僕は「コーヒールンバ」の原曲こそ知りませんでしたが後の2曲のオリジナルはもちろん知っていました、しかし原曲にさほどの思い入れがないせいか結構果敢なチャレンジとして好意的に見ていたものです(だからといって気に入ってるわけではない)。数年前のフォークをヒップホップにアレンジしたものを聴いた時にものすごい違和感を覚え腹立たしくすらあったのですが森高等も当時の原曲に思い入れがあった人は同じことを思っていたのかもしれません。さて今回の有閑倶楽部の主役6人で一番違和感があったのは主人公の赤西仁でした、他の5人は原作の雰囲気に似せようとしていたみたいでしたが全くお構いなしな風に見えたのでね(でもいいやつかもと思った自分が悲しい)。
ロク田中


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