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早いもので
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2007/11/1(Thu)
今年も早いもので残り2ヶ月、最近1年が過ぎるのがあっという間です。ちょっと早いのですが今年を振り返ってみたいと思います。今年は世間を巻き込んだブームとなった人があまり見当たらなかったようですね、また音楽機器の充実によりここ最近ではCD売上が伸び悩んだ年になったように見えましたね(まぁ後2ヶ月ありますが)。今の音楽シーンは若者の意見が多く反映されます、もちろん今年も何組ものアーティストが彼等のおかげでブレイクいたしました。ただ昔から比べるとどんどん小さいブレイクになっていってるように思われますねぇ。そんな中ほぼ1年通してチャートのベスト30位以内に入った秋川雅史の「千の風になって」は大したものだと感心しております。昔と違いある意味文化が二極化されている現在では老若男女を相手にヒットするケースは難しくなってきています。僕等が子供の頃はチャート番組のおかげもあり子供の僕達でも演歌の歌手や曲を知っていました、逆に年配層も若い人に流行っている歌手や曲も聴いたことはあるというバランスが取れていました。もちろん今でもバラエティー等でお互いに名前ぐらいは知っているでしょう、しかしキャラクターとしては知っていても楽曲まで知っている例は少ないように考えます(普通のタレント扱いですな)。この「千の風になって」も確かに若い人がCDを購入したりダウンロードしたりしたかというとちょっと疑問に思うところもあります。しかしお笑いタレントが多くネタにしたりしたおかげで最初の部分とサビくらいは広く知られるようになりました(実際僕もそこしか知らない)。間違いなく2007年を代表する曲でしょう、後は「おしりかじり虫」と沢尻エリカが今年の音楽シーンを代表する3点セットですかね(世の中は沢尻の曲を知っているのか?)
ロク田中
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懐メロ予備軍(96-1)
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2007/11/8(Thu)
この年からはまず相川七瀬です、織田哲郎プロデュースでデビューし瞬く間にトップアーティストに登り詰めました。かなりロックテイスト溢れる楽曲とそのルックスで男性だけでなく女性ファンも当時多かったですね、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れ続けていた彼女でしたがやはりアーティストとしてのピークは3年ほどでしたか?つくづく人気商売の難しさを感じます。世の中に出てふと考えるようになったことですが世代に共通するキーワードというものが確実に存在します、育った環境や地区が全く違うにも関わらず必ず話題に上がるもののことを指します(それを流行と呼ぶのでしょうが)。テレビ番組やマンガ、風習だけでなく音楽も当然その中に含まれますね。偶然知り合いになった同世代とカラオケに行ったりすればそれは如実に現れます、近しい流行り歌や個人お気に入りのアーティストの曲は当然歌われますが学生の頃に流行った曲を誰かが歌い出すと大変な盛り上がりを見せその後はその路線が続くなんていうことも決して稀ではありません。この相川七瀬という人もその1人で20代後半から30代前半世代のカラオケの中で歌われる確率の高い人です。ただし僕の経験上なのですが当時はともかく現在では歌われる曲も決まっています、デビュー曲の「夢見る少女じゃいられない」以外はここのところ耳にする機会がありません。いくつかの理由は考えられますが1つは爆発的に流行ったのが同曲か「恋心」であること、その「恋心」に比べると盛り上がれる曲であることですかね、世間ではこの曲を彼女の代表曲とみなしているのでしょう(僕は恋心の方が好きですがそれは別の話)。まぁ最も50歳くらいになって「夢見る少女じゃ〜」と言われても「今更かよ!」くらいのツッコミしか返せませんが。
ロク田中
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至高の一品
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2007/11/15(Thu)
これまでの今年のヒットチャートを見てきて注目すべきことを発見しました。ロングヒットには到底結びつかないのですが毎週アニメ絡みの曲が必ずと言っていいほどベスト20位以内にランクインしてきたことです。しかもアーティストが歌う番組のオープニングやエンディング曲だけでなくキャラの声優さんが歌っているもの(クレジットはキャラの名前)が多くを占めていました、大体は美少女アニメ物でいわゆるアキバ系と言われる人達のパワーを感じます。世間でヒットしている数多くのアーティスト達には多くの固定ファンに負けないくらいのニュートラルな立場の一般支持者も存在しています、全曲を聴くわけではなくその曲が何かのテーマ曲だったり(テレビとかCMとか)流行っていたりという理由(カラオケで歌いたいとか)で購入したりダウンロードしたりしますね。しかし当然バラつきが出る場合が多くそれが1曲売れたからといってその後のコンスタントなヒットにつながらない要因となっています。しかし固定ファンを多く抱えるこのアニメ業界はコンスタントなセールスを期待出来ます、個々の作品のファンのみならずアニメ全体のファンが結束してCD等を購入しますからね(だから初動が爆発的)。この現象を見ていて思い出したのが昔のおニャン子ブームです、毎週関連商品が発売され(当時はレコード)チャートを独占していましたが(翌週は赤丸急降下)さぞファンの人達はお金がかかって大変だったことでしょう。他人事のように見ていたら最新のチャートに毎週見ているアニメのキャラのCDが上位にランクインしていました、雲雀恭弥vs六道骸の「Sakura addiction」がその曲です(それぞれ「ひばり きょうや」と「ろくどう むくろ」と読みます)。いい曲だと思っていたので喜ばしくあるのですがあのアニメそんなに人気あったのか?
ロク田中