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<< 言ってみるもんだ >>


2007/10/4(Thu)

 テレビ界はまたまた番組改正の時期になりました、それに伴い多くの新しいドラマがスタートします。相変わらずマンガ原作のドラマが多いようでこのクールにも何作も登場しますね、そんな中思わず目を疑った作品名が。以前このコラムで僕が実写化を望む作品として少女漫画の(今は雑誌が移行)「有閑倶楽部」の名前を上げたことがありました、あれから2年ついに(?)このクールで夢が叶うこととなりました、何でも言ってみるもんですなぁ。以前にも単発ドラマで実写化されたことはありましたが帯ドラマとしては初めてです。この話は男女3人ずつの「有閑倶楽部」と呼ばれる高校生が主役なのですがそのうちの1人をクローズアップしKAT-TUNの赤西仁がその役を演じます。と同時に他の5人のキャスティングも発表になりました、当たり前というか仕方ないというかなかなか思い描いたものにはなりませんねぇ(とはいえ人それぞれのイメージがありますからあくまで僕の中でしかないでしょうが)。小説やマンガというすでに形のあるもの(いわゆる原作)は不特定多数の読み手のイメージに近づけるのは確かに難しいことです、ただ原作の持つテイストを壊さないようにするのが役者脚本家の技量であるように思います。名前だけ借りた全くの別物では作者に対する冒涜とも思えてしまいます(いくら作者がOKを出したとしても)。ちょっと前にテレビで「デスノート」の実写版とアニメ版を見ましたが結構イメージを壊していなかったように見えました(マンガファンは反論もおありでしょうが)。まぁまだ始まっていない作品ですから放送を見て判断してドラマ終了後に結論を出すといたしましょう、ちなみに僕の中でイメージに唯一近いのは美波という女優の役ですかね。もう1つの興味はどの話を持ってくるかという事、完全オリジナルの話だと最後まで付き合う自信が無いなぁ。
ロク田中


<< 懐メロ予備軍(95-1) >>


2007/10/11(Thu)

 ちょうど干支が一回り前の95年、現在も活躍中の人達が多いのですがそんな中から今回は岡本真夜です。同年「TOMORROW」を大ヒットさせ人気アーティストの地位を確立させました、同曲は翌年の春の甲子園の入場行進曲にもなりましたね。この人はガールズポップに属する人ですがその中である傾向が見えてきていました。おそらく渡辺美里あたりが始祖となった女性への応援ソングというジャンルが1つのピークを迎えていた頃でしたね。この応援ソングというジャンルのスペシャリスト(?)はいうまでもなく大黒摩季でしたが多くの曲が支持されていました。それまでの女性に支持されていた同性のアーティストというばダントツで松任谷由実でした、ユーミンの曲は根本的に失恋した女性の背中を撫でてくれているような感じで支持されていました。しかし80年代の終わりから90年代初頭にかけて登場したこの応援ソングは女性の背中を後押しするような感じの曲が多かったですね、先に上げた大黒摩季や広瀬香美と女性に支持されたアーティストはなかでもその代表格でしょう。楽曲はとかく聴き手の環境や心理状態によって受け取り方が大きく変わってきます、広く万人にウケる曲というのは裏を返せば世の中の最大公約数のメッセージ性を持っていると言えますね。この岡本真夜もそんな1人で同性の目線で多くの女性の背中を後押ししていましたね。彼女は中山美穂に「未来へのプレゼント」という楽曲を提供していますがこれもこの系統に属する曲でなかなかの佳曲でした。この2年後彼女は一般公募の女性とLove Cupidsというユニットを組みます、これが毛色の違う曲でOLの給湯室での掛け合い漫才みたいな明るい曲でした。たた2曲目以降噂を全く聞かなかったのですがその後はどうなったのかしら?
ロク田中


<< 今時のアイドル >>


2007/10/18(Thu)

 一時期アイドルは死滅したと言われていた時代がありました、もちろんその時代の人気者をアイドルと呼べば脈々と続いているのですが一昔前のようなアイドルはもう出ないと思われていたようです。しかしいつの世も人気者を求めるのは世の常現在もちゃんとアイドルは存在しています。ただ昨今のアイドルは80'sアイドルを経験した者から見ると様変わりしてきているように思われますね。人気女優でドラマ、CMで大活躍中の新垣結衣が歌手デビューを果たします、しかもいきなりフルアルバムを引っさげデビューイベントを武道館で行うとのことで陣営の期待の高さが窺えます。昔も今と同じくらい女優で歌を出していた人は多くおりました、また数こそ少ないもののデビューイベントが武道館という人もいなくはありませんでした(だいたいはイベントホールかデパートの屋上が常)。しかしその両方を兼ね備えた人となると記憶にありませんねぇ。男性アイドルの方にもちょっと新たな局面が発生してきております。市井のカッコイい男の子を発掘し数多くのスターを輩出している(現在進行形)ジャニーズの2人の二世タレントが注目を浴びています。すでにドラマに出演中の少年隊の植草克秀の息子とグループで大々的に本格デビューを果たす元男闘呼組の岡本健一の息子です。有名無名に関わらず世間に数多くの二世タレントは存在します、しかし今までは自分よりかなり年上の人達の子供達でした、松田聖子の娘の神田沙也加の時もちょっとショックでしたが(ある意味彼女が産まれる過程から見てたので)同世代のタレントの子供なのにもビックリならジャニーズが二世をデビューさせたことに二度ビックリさせられましたね(前にも1人いたが)。さてまだCMでしか聴いたことのない新垣結衣の歌の実力、今のところ長澤まさみ以上沢尻エリカ以下という感じですが本格デビューしたらいずれこのコラムでまた(買う気か?)。
ロク田中


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