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2006/9/7(Thu)

 女優の沢尻エリカがドラマの役名で出した曲が…なんてことを今週は書こうと思っていたら気になるニュースが2つ入ってきました。1つは最新チャートの30位までにL'Arc〜en〜Cielの曲が15作もランクインというもの。あぁ、またですか…B'zの時も閉口しましたが今回はそれより多い15曲。CDセールス不況のこの時代、本人達よりもレコード会社の心意気に感服いたしました。もう1つは90年代終わりにヒット曲を連発したSHAZNAの6年ぶりの再始動。ヴォーカルのIZAMの結婚と離婚でケチがついたような感じになっていましたが久々の活動に注目が集まります。あのボーイ・ジョージのようなIZAMがまた見られるのかと思いきや新生SHAZNAではガラっと変わるようです。相当な覚悟と自信ですねぇ、IZAMのキャラを全面に出しポップな曲で売れていた時代を自ら封印するわけですからね。これからの楽曲はロック色を強く打ち出していくのでしょうしそんなに違和感は無いでしょう。しかしライブで昔のヒット曲を演奏したりするとかなり不思議な感じになるのは否定できません。どんなにファンからのリクエストが多くても新生SHAZNAでは昔の曲は一切やらないくらいの意地を見せてくれると「IZAMってやっぱり男じゃん」と思えるのですが。
ロク田中


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2006/9/14(Thu)

 徐々にアイドル全盛期へと向かっていく1982年、まずはアン・ルイスに御登場願いましょう。こう書くとちょっと違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。世間的には数年後の「六本木心中」と最近またドラマで使われている「あゝ無情」の頃のほうが印象強いと思われます。バブル期を経験した派手系の女性なら1度はカラオケで歌ったことがあるであろう(?)両曲、なるほど80年代後半で取り挙げてもよかったかもしれません。僕がなぜこの年にこだわったのか?それはこの年に流行った「ラ・セゾン」の存在があるからにほかなりません。前2曲のイメージが強くあまりカラオケで歌われることもなさそうな(推定)この曲ですが彼女の久しぶりの大ヒット曲であります。当時は大変な話題になったのですが作詞に三浦(山口)百恵さん、作曲に沢田研二(ジュリー)を要するという超豪華な楽曲でありました(もう誰も覚えていないか)。良くも悪くもある1曲しか話題に上がらない人(世間はそれを代表曲と呼ぶ)もそれはそれで貴重ですが彼女のように多数のヒット曲がある人はこういう違った切口で登場していただくのも飽きのこない手法だと思いますね。しかも何年かしたら規制緩和されて上手くいけば三浦百恵さんがゲストで出演してくれるという特典もあるし(さすがに無理かしら)。
ロク田中


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2006/9/21(Thu)

 先日の連休を利用して友達のいる福島県のいわき市に行ってきました。折しも近々同市にある旧常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)誕生までを題材にした映画が封切られるということで街のいたるところに映画のポスターやのぼりがあり地元は盛り上がっているようでした。映画やドラマではこうした特定の地域を題材にした作品が多く見受けられます、もちろん歌の世界にも無くはないのですが一昔前の演歌やムード歌謡のイメージがまだ強く残っています。また、タイトルに地名があっても全体的に漠然としすぎていてサザンや爆風スランプのように特定の地域を掘り下げて歌っているものは以外と少ないようです(名所や実在の店名などを折り込んでいるもの)。視覚に訴えられる映像ものと違い聴き手の想像に頼るしかない歌は不利な点があることは認めます、しかも方法を間違うと単なるコミックソングになってしまうのも事実です。しかしバラードなどに上手くはまればリスナーを「ちょっと行ってみようか」という気にさせることも出来そうな気がしますねぇ。最近はネット配信という強い武器もあるのですから地域と連携してその街を盛り上げることも十分可能だと思いますよ(一過性のものになりそうな気もしますが)。もちろんある程度の交通手段や施設の充実が必須条件ではありますが(やはりそこそこの市町村に限られるか)。
ロク田中


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