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<< これって文化祭? >>


2006/10/5(Thu)

 今頃は世間の学生さんは文化祭の時期でしょうか?もう遠い昔の話ですがクラスやクラブなど仲間が一致団結して盛り上がったことを思い出します。必ずと言っていいほどバンドが登場し友達の普段見せぬ姿に驚いたのもいい思い出です。あぁ、そうそう何も昔話をしようという訳ではありません。最近NHKのアナウンサー6人からなるグループがデビューしました、「ことばおじさん」として知られる(のか?)ベテランの男性アナウンサー梅津正樹氏がヴォーカルで男性4人、女性2人の編成となっています(ユニット名はことばおじさんとアナウンサーズ)。これまでも日テレの当時人気の女性アナ3人組の「DORA」やフジの高島彩がデビューしたりしましたがバンド編成というのはおそらく初めてでしょう。先日テレビで生のパフォーマンスを見ましたが(それまでは「みんなのうた」でのPVのみ)まぁ、ノリとしては文化祭でしょう(たぶん本当に楽器ができるのは2、3人)。ただ曲はなかなか面白いもので、若者言葉を茶化した詞をオイパンク風のメロディーで味付けと宴会ソングにはうってつけです(曲も短くて良し、ちなみにタイトルは「これってホメことば?」)。惜しむらくは局アナの集団のためNHK以外で見ることはないということ、個人的に今イチ押しの住吉アナの名ドラマーぶりがなかなか見られないのは残念至極。
ロク田中


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2006/10/12(Thu)

 この頃までは演歌が強かった83年、演歌勢は黙ってても出てきそうなのでニューミュージック勢から稲垣潤一です。この人は実に変わった声質の持ち主ですね、音域としては高音域に入りますがちょっと曇って聴こえる声ですね。もちろんそれが彼の魅力であるのは間違いないのですがなかなか真似の出来ない個性となっています。この年に「ドラマティック・レイン」をヒットさせシティーポップスのニューウェイブ(共に死語)として注目されました。この曲をテレビで歌う時にドラムを叩いていて「バンドでもないのに何故?」と不思議に思ったのを覚えています。彼は1992年に「クリスマスキャロルの頃には」でチャート1位とミリオンセラーを達成しますが(ビッグネーム救済運動の一貫)これはタイアップとCDバブルのおかげとも言えそうなので本当の意味での旬はこの後の3年くらいだったように思いますね。さて先ほど触れた「ビッグアーティスト救済運動とは何ぞや?」との問いにお答えします。1991年の小田和正あたりに始まる当時既に大御所となっていたJ-POPアーティストがドラマ主題歌で久々にシングルヒットをとばした現象のことです。何と言ってもシングルチャートとは無縁と思われていた浜田省吾まで1位にしてしまったくらいでしたから…(他のメンバーは皆様の御想像にお任せします)
ロク田中


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2006/10/19(Thu)

 10月はテレビの番組改正の時期にあたります。いろいろな新番組が各局でスタートしました。ここ数年特に気になっていたのですがテレビ界の戦略がかなり露骨になってますねぇ。例えば新しいドラマの主役が過去に出演したドラマを始まる時期に合わせ再放送で流す(初回放送日は主役は朝からワイドショー出まくり)、宣伝番組をつくりこれでもかというくらい番宣CMで盛り上げるという感じです。民放は特に視聴率とスポンサー有りきですから仕方のないことのようにも思えます。「素人が何を」と思われるかも知れませんが今の業界はかなり楽をしてるように思えますねぇ。他局の企画を発展させたものとか、バラエティーなどはどの局も同じタレントの使い回しとか挙げればキリがありません(その分再放送で経費削減?)。僕もバラエティーは楽しく見てますし現在も良質な番組は多々あると思ってます。なるほど、ゴールデンタイムで下手な企画で視聴率獲得に失敗したらスポンサーに対する示しもつかないでしょう(某プロ野球球団の試合の中継延長が無くなったのもコレ)。しかし、どこかで見たような顔や企画ばかりだと閉口する
のも事実なんですよねぇ。ドラマも安易にリメイクや人気漫画に原作を求めたりというものとかね。「文句ばかり言ってんなら見なきゃいいじゃん」と皆さん思われるでしょう。もちろんその通りなんですがこちとら暇なものでつい…
ロク田中


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