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静けさの中の嵐
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2009/12/31(Thu)
世の中の激動とはうらはらに今年の音楽シーンはかなり静かなものでありました。もちろんポツポツと話題になった曲があったり忌野清志郎氏やマイケル・ジャクソン氏の訃報があったりと事象には事欠かなかったのですがチャートの盛り上がりはCD不況と言われ続けて久しいここ数年の中でも一番では無かったかと思われます。そんな今年遊助(上地雄輔)と並びチャートを賑わしたのは嵐でしょう、去年も年間トップ10内に何曲も送り込みすっかりジャニーズ第2勢力の座を不動のものとしましたが今年はトップ3が全て彼等の楽曲と先輩である光GENJI以来の快挙を成し遂げ第2勢力の中でも一歩抜け出した感すらあります。特に今年は彼等にとってデビュー10周年という記念の年にあたったため精力的に活動し(紅白出場もその一環)通常の支持層だけでなく幅広い層にも浸透したことがポストSMAPを狙える位置に導いた要因と言えます、ちょうどSMAPと同じく5人組でありメンバーの比較もしやすいので嵐考を今年最後にしてみましょう。メンバーに対して僕の持っている印象はキムタク=マツジュン、中居=桜井、稲垣=二宮、剛=大野、慎吾=相葉となっています、二宮は稲垣より喋るとか細かい事象はさておいたあくまでイメージによるものです。アーティストとしてだけで無く俳優としても個々に評価されていますが惜しむらくはまだ代表曲に巡り会えていないことが残念です、ファンに言わせればいろんな曲のタイトルを挙げ反論をされるのでしょうがそれはファン内の話であり普段嵐を聴かない人達でさえ知っている曲という意味での代表曲というものはまだ無いというのが僕の彼等に対する印象です、何も売上枚数だけを指して言っている訳ではありません。「世界に一つだけの花」とまでは言いませんがそれまでのSMAPの代表曲とも目された(おそらく今の嵐と年齢的には同じくらい)「夜空ノムコウ」クラスのインパクトのある曲を提供してようやくポストSMAPの集団からの脱却が出来そうな気がしますね。とはいえ以前デビュー曲のみのインパクトしかないジャニーズ勢の一員に挙げてしまった不見識については謝っておきましょう、「先輩、どうもすいませんでした」。
ロク田中