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リメンバー・ミー(15)
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2009/07/13(Mon)
今回御紹介するアーティストはあまりメジャーでは無いかもしれません、2001年に現在も続く人気アニメである「ONE PIECE」のテーマソングであった「私がいるよ」をヒットさせたTOMATO CUBEです。この人達は女性ヴォーカルに男性メンバー2人の3人組、そのスタイルを確立させたドリカムと同じ構成となっています。ドリカムのヒット以来このスタイルはすっかり音楽シーンの軸になりつつあります、現在も大ヒットを飛ばす“いきものがかり”に至るまでこの20年来多くのユニットがヒットシーンを賑わしてきました。バンドというスタイルもさることながらそうでない場合でも1つの成功例が登場すると続々と同じような人達を業界は送り込んできます、それを如実に実感させられたのはKiroroがヒットした時です。花*花に0930(おくさま)と似たようなさほど美人とは呼べない女性デュオが出現した時にはあからさまな二番煎じ感を禁じ得ませんでした。このTOMATO CUBEの「私がいるよ」を聴いた時にある感想が頭をよぎりました、楽曲だけを聴いたためにどんな人達か全く解らなかったためなおさらなのですがこの女性ヴォーカルは完全にドリカムフォロワーであろうということでした。プロフィールを追々知ることになり北海道出身と知った時は当たらずと言えども遠からずであったと確信させられたほど声質や歌唱法がよく似ていました。ごく稀にパッと聴いた時にその出自が明確に見える人がいます、声や歌い方だけで無く曲作りからして先駆者の影響が垣間見える場合があります、これは欧米のアーティストだけに限ったことではありません。特にこの20年来は80年代に伝説を築いたアーティストの影響が見え隠れするようになりました、よく80年代は否定されがちにありますがなかなかどうして見捨てたものではありません。しかしこのドリカムスタイル、バックの男性メンバーがいかにもいい人然とした普通の人が多いのはなぜかしら?
ロク田中