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2009/07/02(Thu)

 そこかしこで語り尽くされている話題ですが世界的な大スターであったマイケル・ジャクソンが急逝されました、アメリカのみならず大きな衝撃を与えています。僕も高校生くらいの頃に彼の音楽に触れ多大な影響を受けました、そんなことを振り返りながらその功績を考えてみたいと思います。ジャクソン5として活躍していた時やソロとしての初期には間に合いませんでしたが伝説とさえなっている「スリラー」は少し時期をずらしてではありますが何度となく聴きました、高校生になり洋楽に興味を持ち始めた頃であったためテレビの洋楽番組でPVを食い入るように見てそのクオリティの高さにえらく感動した覚えがあります。彼の素晴らしかったところはその出現により彼の関わった全てのシーンを第一線に押し上げたことです、ブラックミュージックにダンスナンバー、PV制作とどれも既にジャンルとしてはあったものでしたが彼以降それが頂点に立ち多くのフォロワーが登場し隆盛を極めました。この頃から日本でもビデオクリップ制作が盛んとなり今では演歌歌手ですら利用しているほどですしダンスシーンも今では多くの人がその座を夢見てあちこちで踊っている、その礎を築いたと言っても過言ではありません。またその人気ゆえ多くのパロディも存在しました、アメリカでは「今夜はイート イット」や「ファット」が出現し日本でも「スリだー」なるパロディを生み出しました。それもこれもマイケル・ジャクソンというジャンル(と言っても良いでしょう)があまりにも偉大過ぎるということの現れにほかなりません。僕達の世代はプレスリーやビートルズのリアルタイムには間に合いませんでした、しかしこのマイケルやマドンナといった今の若い人達には伝説とさえなっているアーティストをリアルタイムで見られたことを誇りに思います。彼等がいなかったら今の若者が崇拝しているアーティスト達も出現していなかったかもしれないでしょうね。

ロク田中


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