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リメンバー・ミー(5)
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2009/2/12(Thu)
今回はrumania montevideoを取り上げます。今から10年前の1999年にアニメ「名探偵コナン」に起用された「Still for your love」をヒットさせました、この当時同アニメを見ていた世代には思い出の1曲として語られていることでしょう(苦笑)。楽曲を作る時に既にある作品をモチーフにする場合が往々にしてあるようです、曲であれば既発表曲のコードや旋律となるのでしょうが詞の場合はもっと幅が広く既に発表されている音楽作品だけに留まりません。文学作品や映画とその世界観まで含めたものからインスピレーションが湧くようです。モンテビ(当時はそう呼ばれていた)のこの曲もある曲の世界観がモチーフになっているように思われます、REBECCAの中で「フレンズ」と並び代表曲と言われる「MOON」の世界観がこの曲のモチーフでしょう。最近よく考えるのですが物を創造する作業はどの分野においても似ています、特に表現の部分に重きがおかれる芸術等の世界では顕著です。お笑い(特にコント)の世界ではある程度決まったシチュエーションが存在しますが見せ方の差がその人達の腕となり新鮮味さえ感じさせられる場合もあります、これは音楽における詞の世界でも共通であると考えます。もちろん安っぽいパクリと見えてしまう場合はいただけませんが(いくらリスペクトやらインスパイアやら言い訳をつけても)その技術がしっかりしていると受け入れやすくなることもあります(パクリ論争の際必ず言われる台詞)。だからこそ常々考えるのはその出自を明確にすることも大事になってきているのでは無いでしょうか?もちろん何らかのルールがあってOKであることがあるのでしょう、しかし本当にその人達をリスペクトしているのであればだからこそ明確にすべきかと思いますね。まぁパクリ=悪と思う考えがもう古いのかもしれませんが。
ロク田中