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懐メロ予備軍(08-1)
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2008/11/13(Thu)
いよいよ今年2008年までやってまいりました、この企画も今月で終了となります、まずはジェロを取り上げます。黒人初の演歌歌手という触れ込みで「海雪」でデビュー、サイドストーリーが美談的に扱われたせいもあり演歌界に新風を巻き起こしたのは記憶に新しいところです(今年の話だから当たり前だが)。日本の心と言われている演歌を外国人が歌うというのは彼に始まったことではありません、流行歌謡とごちゃ混ぜに語られている側面も無きにしも非ずですが多くのヒット曲(歌手)も輩出してきました。しかしそれまではアジア圏の人達によるもので彼のようにアメリカ人(欧米人と言葉を変えても良い)によるものは記憶にありません、これは文化や考え方の相違によるものが大きいと推測されますが根本的に「日本の心が解らないであろう」という概念に基づき欧米人の挑戦を許してこなかったように思われます。これは逆に海外のジャンル(特に精神性を伴うもの)に日本人が挑戦した時も同じことが言われがちです。多くの日本人アーティストが欧米進出を目論んできましたが認められた人は極々稀で(インストゥルメンタルや演奏技術は除く)それが世界の壁という言葉で今でも語られます。技巧を真似することはプロであれば比較的難しいことでは無いのでしょうが根底に流れる精神性は頭では理解出来ても交わることが出来ないと相手側にも思われてしまうのでしょう。このジェロの場合も祖母が日本人であるということが世の中に受け入れられた理由である気がしてなりません(先に上げたサイドストーリーの部分)、もちろんプロデュースする側もそれは織り込み済みであったでしょう、全く日本と縁もゆかりも無い人だったらここまでの話題になったかというと疑問が残りますね。上半期に比べるとメディアへの露出がだいぶ減った感はありますがこれからの年末の賞レースなどでまたまた彼の顔を見る機会が増えそうですなぁ。
ロク田中