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2007/5/17(Thu)

 当方の都合で連載を1週休んでしまいました、申し訳ありません。今回は石井明美を取り上げます。「CHA-CHA-CHAってもっと前じゃ…」と思った方大正解、あれは85年のヒット曲です。「他に石井明美って何があったっけ?」と思った方は実に惜しい。もちろん「CHA-CHA-CHA」には遠く及びませんがこの年彼女はポテンヒットを飛ばします、今回御紹介する「ランバダ」です。巷ではバブル期を振り返るのがどうやらプチブームのようです、この90年という年ははじける寸前でしたが僕がバブルと聞いて真っ先に思いつく言葉がこの“ランバダ“という単語なのです(何故かは自分でも不明)。ラテンのノリで巷に突如ブームを巻き起こした情熱的なダンスで(僕は周りで踊ってる人を見たことない)いわば完全な便乗商法と言えます。この曲がちょっとでも流行ってしまったことがバブルという時代を象徴している気がしますねぇ。世の中全体がイケイケドンドン(死語)的な空気に包まれノー天気に騒いでいたあの時代にピッタリです(僕もその中の1人でしたが)。思えば「CHA-CHA-CHA」もバブリーな日本語訳をあてがわれた曲だったので彼女はそんなイメージでしか捉えられていないのがちょっと不運ですね。結構実力派でルックスも良かったのでバラードもイケたんですけどねぇ、イメージって恐ろしいですなぁ。もっとも名ギタリスト高中正義の「SHAKE IT」に歌詞を付けて歌わされてるようなところに売り出す側の狙いが見え隠れしますが。さて、彼女がもし懐メロ番組に出ることがあれば当然「CHA-CHA-CHA」で登場するのでしょう(もう出てそうだし)。しかし一度くらいはこの曲で出てほしいですねぇ(当然バックにはランバダダンサーズを従えて)、現在世の中に何万人存在しているか解らないランバダフリークのためにもね。

ロク田中


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