ホーム > 聴きましたよ。 > 2006/10/12

<< 懐メロ予備軍(83-1) >>


2006/10/12(Thu)

 この頃までは演歌が強かった83年、演歌勢は黙ってても出てきそうなのでニューミュージック勢から稲垣潤一です。この人は実に変わった声質の持ち主ですね、音域としては高音域に入りますがちょっと曇って聴こえる声ですね。もちろんそれが彼の魅力であるのは間違いないのですがなかなか真似の出来ない個性となっています。この年に「ドラマティック・レイン」をヒットさせシティーポップスのニューウェイブ(共に死語)として注目されました。この曲をテレビで歌う時にドラムを叩いていて「バンドでもないのに何故?」と不思議に思ったのを覚えています。彼は1992年に「クリスマスキャロルの頃には」でチャート1位とミリオンセラーを達成しますが(ビッグネーム救済運動の一貫)これはタイアップとCDバブルのおかげとも言えそうなので本当の意味での旬はこの後の3年くらいだったように思いますね。さて先ほど触れた「ビッグアーティスト救済運動とは何ぞや?」との問いにお答えします。1991年の小田和正あたりに始まる当時既に大御所となっていたJ-POPアーティストがドラマ主題歌で久々にシングルヒットをとばした現象のことです。何と言ってもシングルチャートとは無縁と思われていた浜田省吾まで1位にしてしまったくらいでしたから…(他のメンバーは皆様の御想像にお任せします)

ロク田中


前日]   [聴きましたよ。]   [翌日



- 01 -