2006/2/16(Thu)
堂本剛の変名であるENDLICHERI☆ENDLICHERIの「ソメイヨシノ」がヒット中です。森山直太朗の「さくら(独唱)」がヒットして以来ここ数年いろんな桜をモチーフにした歌が毎年ヒットしていますがついに種類まで特定されてしまいました。日本の国花である桜は咲く季節とパッと散る咲き方で卒業など別れのイメージを表すのに効果的な手段として多用されてきました。夏の「海」や冬の「雪」と並んで題材にされるベスト3と言ってもいいでしょう。しかし、だからこそ固定イメージを拭いさることができないのも事実です。「桜」=「花見」=「ドンチャン騒ぎ」という人よりも「桜」=「儚さ」=「別れ」の連想をされる人のほうが多いでしょう。どれだけ固定観念を覆し新鮮なイメージを植え付けられるかは作り手のセンスと技量にかかっていますね。ところで古来は桜より梅のほうが歌に詠みこまれることのほうが多かったのですが誰か梅をモチーフにしたヒット曲を出さないかしら?
ロク田中