ホーム > 小谷の250字 > 2003年5月(31)


<< JJ世代を追いかけて >>


2003/5/7(Wed)

 JJ、CLASSY育った女性たちへ、と題したVERYという三十代マダム雑誌が出たのに呆れていたら、今度はVERYを卒業した四十代向けのファッション誌・STORYが出た。浮世離れした読者モデルを使って読み手のため息を誘う雑誌だ。
 まるで小学館の小学1〜6年生のようだが、光文社はかつてのJJ世代をいったいどこまで追いかけるのか興味深い。あと5年後にはMATURE、10年後にはCODAか。極めつけはENDLESS? 椎名林檎の次の曲名を予想するように電車の中吊りで雑誌の名前を楽しませてもらおう。
小谷隆


<< TKの落日 >>


2003/5/8(Thu)

 小室哲哉のユニット「globe」が7月に予定していた東京ドーム公演を中止すると発表した。新型肺炎(SARS)の影響で中国などアジア各国のファンが来日できなくなっている状況に配慮したと説明しているが、今や国内のファンだけではドームさえ埋められなくなった現状を露呈した格好だ。
 元X JAPANのYOSHIKIの加入でパワーアップしたはずのglobeも、3月発売の新曲はシングルチャートで最高35位とふるわない。何とか騙し続けていたアジア諸国もSARS騒ぎであてにならない。弱り目に祟り目とはこのことか。
小谷隆


<< 巨乳アイドルの悲哀 >>


2003/5/9(Fri)

 青年漫画誌の中吊り広告に胸の豊かな女の子のグラビアが登場するようになって久しい。眼の保養になるのは歓迎だが、「たわわギャル」などと表現され、バストが主で本人が従であるかのように扱われる女の子の心情はいかばかりかと哀れにも思えてくる。
 そういう子たちは「巨乳」を武器に虎視眈々と芸能界入りを狙うわけだが、歌や芝居に進出できる例は極めて稀だし、よしんばグラビアから抜け出ても男性の視線は胸から離れない。小池栄子にしてもドラマやバラエティ番組で健闘しているが、まだまだ「巨乳」の冠はつきまとう。
小谷隆


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