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<< 初めてのクラシック、応援します >>


2002/2/13(Wed)

 先日5位に入ったと驚いていたあのオザワのCDがなんと2位。1曲数分の小品集なら現代人の忍耐力にも通用することが証明された。タニマチ頼みで自助努力の足りない日本のクラシック界にはぜひ勉強してほしい。とはいえ日本のオケがみな小品集ばかりに走ってもらっても困るのだが。
 初めてクラシックを買ったという人も多いと聞く。しかし困ったことにそれを「ミーハー」と揶揄するのが、敷居を高く保ちたがる閉鎖的なクラシックファンの悪い癖。カタいこと言うな。ミーハー大いに結構じゃないか。ジャンルを超えて楽しいものは楽しい。
小谷隆


<< 狂牛病で「おさかな天国」 >>


2002/2/14(Thu)

「さかなさかなさかな〜さかなを食べるとあたまがよくなる」という、スーパーの鮮魚売場で耳にこびりついて離れないあの曲が大手レコード会社の激しい争奪戦のすえ3月末にも全国発売されるという。
 平成3年のDHAブームの中、魚の消費を増やそうというキャンペーン用に作られたというこの曲、カセットテープ1千本が全国のスーパーなどに無料配布されたのが、最近になって幼稚園で子供が合唱するブームに。背景には狂牛病問題による魚への回帰もあるのか。
 本当に狂牛病が引き金になったとしたら面白い。社会問題は時に流行歌さえ生む。
小谷隆


<< どっちが難儀? >>


2002/2/15(Fri)

 メジャーシーン復帰後初のアルバムで往年の名歌手たちの曲をカバーする中森明菜。「色がついているものにあえて明菜流に色をつけるので普段の何十倍もプレッシャーがかかった」とのこと。一番苦手だったのは山口百恵と竹内まりやだとか。アマチュアならお手本のある歌の方が唄いやすいが、プロとしてはオリジナルの色が濃いほど自分の歌にするのが難儀になる。
 うちの歌手もまた逆の意味でプレッシャーを感じているようだ。まったくお手本のないオリジナルソングに最初の色をつけるのもこれはこれで大変なことだと思う。
小谷隆


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