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<< ウチはマライアの何分の一? >>


2002/1/25(Fri)

 EMIがマライア・キャリーと契約を切った。ロッド・スチュアートなどの大御所たちも放り出された。売れないくせに金がかかりすぎるからだとEMIは説明している。企業の論理としては正しいし、世のリストラとは違い、切られた人々は明日の糧に困るわけでもない。
 昨今の制作費は音楽それ自体でない部分にかかっている。それにひきかえ我々は人件費や機材の償却を入れても1曲あたり3万円だが、コンプの効いた16ビットデジタルサウンドには変わりない。1時間10万円のスタジオを使ったとてリスナーにその有難みなど伝わらないのだから。


小谷隆


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