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<< 唄い回し >>


2002/1/14(Mon)

 新人のテストで「めだかの学校」を唄えと言ったら、自分はR&Bが専門なのでそういう歌は唄えないという答が返ってきた。仕方なく小柳ゆきをやらせたらなるほど巧みに真似る。が、オリジナル曲を渡して2週間後に唄わせてみたらからきし歌になっていなかった。
 一つの音の出し方をとっても立上がり、持続、切りの3つをどう唄うかでニュアンスが変わる。歌唱とは譜面に記されないそうしたニュアンスの集合だ。それを唄い回しという。手本のある既存の曲は誰も巧くこなすが、自分の唄い回しを一から作れる子はほとんどいない。


小谷隆


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