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<< リアリティもほどほどに >>


2002/1/9(Wed)

 ゲームの映像の進化には驚く。8ビットのファミコン時代からは想像もできないほどリアルで、インベーダーゲームで記憶の途絶えている僕は浦島の気分だ。
 しかし一方で最新のFFの評判は意外と芳しくないらしい。最新のCG技術を駆使した画像は時に実写と見紛うほどの迫力だが、あまりに現実的すぎてかえってゲーマーの想像力を削いでしまうのだという。
 音楽においても生活を日記のように描いたリアリティが珍重される時代はもう長くない。人々の想像力を喚起するのは昔のゲーム画面のごとき単純明快なデフォルメなのかもしれない。


小谷隆


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