2002/5/30(Thu)
ピッチもいいしテンポにも沿っているし声にも伸びがある。なのにどうも巧く聞こえない。録音の現場でもディレクターを悩ます「何となくしっくりこない」というやつだ。しかし実のところ原因ははっきりしている。歌そのものがグルーヴを含んでいないからに他ならない。
どうも最近のカラオケ世代は伴奏に頼りすぎて、グルーヴはバックが作ってくれるものと思い込んでいる。しかしバックの作ったグルーヴを歌の中にきちんと取り込めてこそ説得力のある歌になる。
無伴奏で唄わせてみればその歌手の本当のグルーヴ能力がわかろうというものだ。
小谷隆