2002/5/23(Thu)
野暮用で西から戻る新幹線の車中、車窓の風景が時おり傾いて見える錯覚にあらためて驚いた。何しろこちらはランディ=ジョンソンの投げる球よりも速く移動している。慣性の法則によって平衡感覚は電車の側に支配され、あたかも風景の方が傾いているかのように映るのは当然だ。
それはあたかも、よかれと信じて走り続けているうちに自らの過ちに気付かず世の中が悪いと感じてしまうこととよく似ている。そういう時には速度を緩めてみるといい。実際、新幹線でも停車駅に近づいて減速すると実は自分が傾いていたことに気付かされる。
小谷隆