2002/5/14(Tue)
新聞のインタビューで巨匠ハービー=ハンコックが「自分の安全圏を出る」音作りの重要さを説いていた。自戒の念も込めて言えば、多くのアーティストはこのスタイルならは何となくこんな音にしておけば無難だろうという音作りに逃げてしまいがちだ。しかもその手本はそのジャンルの過去の成功例ばかり。
しかしハービーはジャンル分けのドグマさえも否定する。じっさい彼は最新のヒップホップさえ抵抗なく自らの音楽に取り入れ、「ジャズの可能性を広げるもの」と公言して憚らない。62歳にして何と柔軟な頭の持ち主かと感心した。
小谷隆