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<< 日本語の壁に守られるJ-pop >>


2002/5/3(Fri)

 言葉の壁という言葉はふつうネガティブな意味で使われている。壁があるゆえにコミュニケーションに難がある、というふうに。
 しかし実際はむしろ日本語という壁に守られている。この狭い島国の言語でありながら話し手は1億2千万もいて、その中で自己完結できるものも多い。特に音楽界はこの豊かで確実な市場の中で何百万枚ものCDが売れることに甘やかされ、都合のいいものだけを西洋から盗んでは翻訳し、あとは自給自足である。
 英語の市場は10倍ある。つまり批評も10倍ある。その厳しい世界に晒されたことのない者が世界進出とは笑止千万だ。


小谷隆


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