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<< やがて聳え立つ素材のために >>


2002/4/12(Fri)

 教育における放任というのはある程度の基礎を固めた者に対してとるべき態度であり、未熟な価値観の持主には教師が責任ある価値観をもって「教える」ことが肝要だ。
 音楽においてもしかり。個性の尊重という美名のもと、基礎の脆弱なアーティストの未熟な主張を何でも受け入れていたのでは伸びるものも伸びない。基礎も固めない土壌では建てられる上物の高さも限られる。やがて雲のかかるほどの高さにそびえたつビルになる人を、ヨイショばかりで目先の小さな成功に浮かれさせてはいけない。時には鬼にもなるのが愛情というものだ。


小谷隆


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